広報じょうほく No.402 1995(平成7)年 9月
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ています。 ◎過去3年間の受診率の推移 種 別 平成4年度 平成 5年度 平成6年皮 6年度県平均 基 本 検 診 77.8% 73.8% 75.3% 35.6% 胃がん検診 26.9 24.1 22.0 13.2 子宮がん検診 22.8 27.1 22.7 ‡3・8 肺がん検診 89.2 89.7 89.1 37.8 乳がん検診 16.8 27.7 21.9 8.5 大腸がん検診 16.8 22.7 20.4 12.2 ●モデル地区…町内を4地区に分 けて、4年に1回のサイクル で男性亜歳以上、女性30歳以 上の方を対象者とし、がん検 診を実施しています。 対象地区の区長、自治長会 議を実施し、説明会を行いな がら問診票の配布をお願いし ています。 モデルがん検診では、休日 早朝検診により受診率の向上 に努めています。 飛…摘開通知に〕 1、異常なし…結果書を送付。 2、要指導・.血圧、脂質代謝、 心電図、眼底、肥満、血糖、 貧血の検査。生活面のアンケ ートによる指導を行います。 3、要医療…治療中の方につい ては医療機関に持参して、引 き続き主治医の指示に従って ください。 医療機関に行っていない方 については、事後籍導を実施 します。 希望者については、疾病予 防の健康教室を開催していま す。 ( ・高脂血症予防 ・糖尿病予防 ・高血圧予防 ・運動の実践 「がん対策」のヨ茶柱 (定期検診) 「がん年齢Lというのをご存じ でしょうか。がんは発病する時期 がほぼ限られていて、子宮がんや 乳がんは30歳代から、胃がんは40 歳代、肺がんは50歳代から急に増 えはじめます。ですから、男性は 40歳、女性は30歳からを「がん年 齢」と呼び、検診が必要となって くるわけです。おっくうがらずに 年1回は検診を受けるようにしま しょ、つ。がん治療には、早期発見、 早期治療がなにより大切なのです。 匠防除 〈生活改善) どんな病気にも言えることです が、まずは予防が肝心です。生活 の中で、できるだけがんの原因と なるものを取り除く……ちょっと した生活改善で、がんを防ぐこと ができます。 ・毎日の食生活に変化をつけて、 栄養のバランスのとれた食事を。 ・食べ過ぎを避け、脂肪は控えめ に。 ・お酒の量はほどほどに。 ・適量のビタミンと繊維質を多く 取ろう。 ・塩辛いものは少なめに。 熱いものは冷ましてから。 ・焦げた部分は食べない。 ・禁煙を心がけよう。どうしても という人は、本数を減らして。 ・日光には当たり過ぎないように 注意しましょう。 (自己チェック〉 次に挙げるような症状が出たら がんの警戒信号です。むやみに不 安がらず、すぐに専門医に診ても らうようにしましょう。 胃がん 胃の不快感、消化不良、食欲不 振、食習慣の変化 肺がん せき、たん、血たん 乳がん 乳房に硬いしこり、乳首からの わずかな出血 子宮がん 性交時出血、血性のおりもの、 厚生省の1993年人口動態統 計で、男性の肺がんによる死者が 胃がんによる死者を上回り、がん による死者の第1位になったこと が明らかになりました。日本人の がんが、欧米型に近づいたという ことでしょう。喫煙習慣のまん延 と、欧米化した食生活がこの傾向 を招いていると考えられています。 日本では、毎年約40万人ががんに かかると推計されていますが、が んの増加傾向は今後も続くと予測 され、西暦2000年には約50万 人ががんにかかり、死亡者も約30 万人に達するといわれています。 月経異常 大腸がん 血便、排便異常、便が細くなる、 肛門からの出血 肝がん・膵がん おうだん 上腹部の不快感、黄痘、全身の けん怠感 食道がん 飲みこんだ時の刺激痛、食事が のどにつかえる。 広報じょうほく
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