広報じょうほく No.397 1995(平成7)年 4月
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下 水 道 下水道は、私たちが日骨安全で 快適な生活をしていく上で、必要 不可欠な施設であり、下水道等の 整備は、今や全町民の願いであり ます。本町の下水道事業は、那珂 久慈流域関連の公共下水道事業で 認可を受け、平成3年度に事業に 着手し、現在幹線・枝線の管巣工 事等を実施しています。 なお、供用開始にあたっての最 大の課題は那珂川横断にあります が、この横断工事も本年度から県 施工で着工の運びとなりました。 今後は、供用開始に向け、面整 備を中心に引き続き幹線並びに枝 線の管渠工事を進めてまいります。 ■着々とすすむ 下水道事業 交通安全 交通事故は、一瞬にして尊い生 命を奪う悲惨なものであり、深刻 な社会問題となっています。 昨年1年間の県内の交通事故に よる死亡者数は421人を数、え、 対前年比では減少したものの全国 ワースト9位で、依然としてワー スト県を返上できない状況です。 一方、本町における死亡者は1人 で昨年よりは減少したものの、発 生件数63件、負傷者数71人で、そ れぞれ若干増加しています。 交通事故の未然防止には、ドラ イバーと歩行者が一体となった交 通安全教育が必要であり、安全運 転の励行、交通マナーの向上など 安全意識の高揚を図ることが肝要 です。 このため、交通安全推進協議会 及び交通安全協会等閑係機関の協 力のもと、保育園、幼稚園、小・ 中・高等学校の児童生徒並びに高 齢者を対象にした交通安全の徹底 を図ってまいります。さらに、各 また、上入野地区の農業集落排 水事業については、予定供用開始 に向け、本年度も引き続き管路施 設工事を主体に進め事業の進行に 万全を期してまいります。 ( 種団体の協力を得て、町民絵参加 の交通安全運動を展開してまいり ます。 また、道路危険箇所対策として カーブミラー、ガードレール、交 差点中心鋲の設置など、交通安全 施設の整備も図ってまいります。 今般の阪神大震災により、多く の人命が失われました。また、公 共施設を含む建造物の被害も甚大 です。 町民の生命財産を守ることは、 行政の重要な使命でもあります。 今回の災害から得た貴重な教訓を 生かし、町民が安心できる消防防 災対策の確立強化が不可欠です。 特に、大規模災害への対策に万 全を期すためには、航空消防体制 の整備が重要かと思います。地震、 風水害に加、え、当町に多発する林 野火災は、大規模な火災につなが る恐れがあるため、町村単位での 消火が困難な場合など、ヘリコプ ターを所有する県に応援を求め、 航空消防を行えるような大規模災 害対策と、これらの大規模災害に 敏速に対応できるよう防災訓練を 実施してまいります。 また、初期消火に欠くことので 消防・防災 町民一人ひとりがゆとりと潤い のある生活を実感し、多様な個性 を発揮しながら自己実現を図るよ うな質の高い社会をつくっていく 上で、教育、文化、スポーツ等の 果たすべき役割は、ますます重要 なものとなっています。 幸い、本町においては、教育優 きない水槽付消防ポンプ自動車の 更新、防火貯水槽及び消火栓の整 備強化を図ってまいります。災害 時における情報の収集及び伝達は 重要であります。このため、本年 度は平成5年度から3か年継続で 進めてきた防災無線のシステム更 新事業の最終年次にあたりますの で、完了することにより、難聴地 域解消と迅速的確な情報の提供が できることとなります。 また、災害現場への即応性に配 慮した消防団眉の教育訓練の充実 に努めるとともに、婦人防火クラ ブ組織の育成強化や、家庭での対 話を通じての防火意識の高揚を図 るなど防災思想の普及徹底を図っ てまいります。 本町では、昨年、建物火災4件、 心の豊かさと文化の 香るまちづ<り 林野火災1件、及び車両火災1件 が発生しましたが、発生件数は近 年減少傾向にあります。消防体制 の常備化についても、水戸市への 事務委託開始から3年が経過し、 町民が安心できる消防救急体制が 整いつつあります。今年こそ「火 災ゼロ」の町をめぎし、災害の未 然防止のため努力してまいります。 ■災害時における迅速的確 な情報の提供 防災無線 先、教育尊重の伝統があります。 この精神を継承していき、「まち づくり」は「人づくり」、予算は 将来への先行投資と位置づけ、ソ フト面を大切に「心の豊かさと文 化の香るまちづくり」の具現化に 向けて努めてまいります。

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