広報じょうほく No.395 1995(平成7)年 2月
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常北町誕生40周年記念式典. 力強く前進することを誓い合う 「建国記念日」の2月〓日、コミュニティセ ヽ ンター常北で「常北町誕生40周年記念式典」が 華やかに執り行われまLた。 参加者は、褒賞者、関係者のほか国、県議会 議員、各市町村からの招待者など多数。式典は、 町長あいさつ、表彰が続き、厳粛なうちにも華 やいだ雰囲気の中で進行し、町誕生40周年を祝 いまLた。 常北町は、昭和30年2月〓日に、石塚町、小 松村、西郷村の一町二村が合併し、水と緑、豊 かな自然に恵まれた町とLて誕生しました。合 併当時は人口ー2628人でしたが、減少傾向 にあり、昭和50年にはー0549人にまで減り ました。その後徐々に増加をみせ、最近では県 都水戸市の後背地として、自然を生かした民間 活力による宅地開発の増加から、急激に人口が 増え、現在では、合併当時の人口に近い-22 34人にまで回復しました。また、公共事業に ょる住宅開発も着々とすすんでいます。 今、常北町は町の将来像として、サンエスプ ラン常北『住んでみたい、住んで良かった、住 んでいて良かったといえる町』を掲げています。 恵まれた自然環境の中、個性豊かな活力ある町 づくりをめぎして、生活基盤の充実をはじめ、 教育、福祉、文化、各方面について各種の施策 を進めているところであり、この意義ある日に、 決意を新たに常北町が力強く前進することを誓 い合いました。 常北町誕生40周年を迎え、町民の皆様と共に心から お喜び申し上げます。 昭和30年2月11日、旧石塚町、小松村及び西郷村の 一町二村が合併し、水と緑、豊かな自然に恵まれた、 わが郷土常北町が誕生しました。以来今日まで、幾多 の試練を経ながら町村合併の成果を挙げ、現在県下で も誇り得る町として発展を遂げたことは、まことにご 同慶に堪えません。 これも偏に町民各位の町政に寄せられる温かいご協 ごあいさつ 常北町長 阿久津勝紀 力と、多数の先人の英知によるもので、ここに改めて深甚なる謝意を表する次第であります。 合併当時は、まだ戦後の混乱が続いており、しかも新しい地方自治法が施行されてから数年しかたってお らず、社会的にも政治的にも極めて不安定な時代でした。また、住民それぞれに明治33年以来約70年続いた 旧町村意識が強く残っており、会議等も寄り合い所帯そのままに、我田引水的議論が多く、一体制の確立な ど思いもよらない状態でした。従って一日も早く旧町村の垣根を取り外すことが先決であり、昭和33年5月_ 他の町村に先駆けて中学校の統合を断行しました。 また、昭和30年代は国、地方を問わず未曾有の財政難の時代で、その厳しさは財政再建下にある今日の比 ではありませんでした。今日までの40年の間、本町は社会の厳しい変動を繰返し受けながらも、多くの先輩 達の郷土愛に燃える献身的努力によって着々とその基盤を固め、今日の隆盛を見たものであります。 今回、賞状あるいは感謝状を贈呈させて頂いた118名の方々は、永年それぞれの分野で活躍され、今日の 常北町の隆盛に大きく寄与されました。今回の栄馨に対し心からお祝い申し上げますとともに、そのご苦労 とご功績に対し、深く敬意と感謝の意を表する次第です。この意義ある日は、過去40年の歩みを顧みるだけ でなく、来る21世紀に向けて今日まで蓄積してきた知恵や経験をどう活かして行くかにあると存じます。 今後も豊富な経験をもって本町の振興発展のため、ご尽力を賜わりたいと存じます。 今常北町は町の将来像として、『住んでみたい、住んで良かった、住んでいて良かった』といえる町づく りを推進する第3次給合計画、サンエスプラン常北を掲げています。今後ともその趣旨の徹底を図り、町民 が等しく安心できる住みよい常北町建設と限りない発展のために努力する所存です。 常北町養生40周年を契機としてさらに豊かな明るい町づくりに挺身努力し、町民各位の期待と信頼 にお応えいたしたく決意を新たにしておりますので、どうか変わらざるご支援ご協力をお願い申し上 げます。 広報じょうほ< 2
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