広報じょうほく No.392 1994(平成6)年 11月
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アンケート調査に携わって 荒木田 岳 みんなで生涯学習 燥な数値データにすることに は少々、後ろめたい気持ちも ありました。 「自由回答」欄からは、分 析の際にいくつかコメントを 加、え、意見を反映させたつも りですが、充分ではありませ ん。残りの部分は、きっと、 生涯学習推進室のスタッフが 今後の施策に結実させること でしょう(プレッシャーをか けるつもりはありませんが… …)。 調査からは、常北町の住民 は若い人から高齢の人まで、 かなり充実した毎日を送って いるような印象を受けました。 いくつかの課題を除いては とくに問題もなく、「恵まれ た町」であるようです。少し、 高齢の方々に元気が足りない かな、とも思いましたが、若 手の人が、より「元気Lなの で、そう感じるだけなのかも 知れません。 ともあれ、こういう「衣食 足り」た町での実践が、次の 時代の生涯学習を切り拓いて いくのでしょう。 「寝に帰るだけの町」から 「生活をエンジョイする町」 へ、と住民の意識を変革して いくことが生涯学習のまず第 一の課題といえましょうか。 活動実践の際には、ぜひ、 この報告書が活用されるよう 願ってやみません。 さて、本報告書の表紙につ いてですが、掲載の絵は、太 田久美さん(日立・イラスト レーター) の手によるもので 「都市的な空間と農村的空間 の共有」という、常北町のこ れからをイメージしたものと のことでした。 常北町が今後、ハード面は もちろん、ソフト面でも均整 のとれた町として発展するこ とを期待します。 アンケート集計・分析を通 じて、多くの人の「人生」に ふれることができ、さらに、 「生涯学習だより」町民アン ケート調査特集号(報告書抜 粋)を各家庭へお届けしまし たが、紙面の都合で掲載でき なかった荒木田さんの原稿を ご績介しました。 荒木田さんは茨城大学在学 中、大学の生涯学習研究セン ターでコンピューター部門を 担当されており、当町のアン ケート調査の集計や多面的な データ分析にあたり、検討委 月食でも貴重なご意見をいた だきました。 この町の将来設計の一角に関 わることができたことは、自 身の学生生活をずいぶん豊か なものにしたと思います。 末筆ながら、アンケート検 討委月のみなさん、生徒学習 推進室のみなさん、そして、ア ンケートに回答いただいたl、 077名の住民のみなさん本 当にありがとうございました。 ※ 生涯学習については、町 生徒学習推進室までお問い 合わせください。 ℡8813111 内線355 広報じょうほく
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