広報じょうほく No.390 1994(平成6)年 9月
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■ ・・・・M - ▲町では、社会福祉協議会主催により、毎年ボランティアスワールを開設しています。 と姦遠( え、実践できる福祉ボランティアの養成を図ると共に、在宅福祉サービス活動への参加増進に資す ることを目的としています。(写真は、平成6年度開講式=役場会議室) 最近、新聞や雑誌、テレビ やラジオなど、〝ボランティ ア〞という言葉をあちらこち らで見聞きするようになりま した。この言葉の語源は、「自 由」 「正義L 「勇気」という 意味をもつ、ラテン語の「ボ ランタール」だといわれてい ます。また、「本人の自由意 思によって、サービス (援助) 活動に携わることを申し出る 者」という意味も併せもって います(ウェブスター辞典)。 つまり、ボランティア活動と は、自由や正義が保障される ような社会(だれもが暮らし やすい社会)を創っていくこ とに、自分から積極的にかか わっていく活動といえるので はないでしょうか。 すべての人が 活動に参加する時代へ ところが、〝ボランティア″ というと「時間と余裕のある 人がする活動」という、本来 の意味とは違ったイメージを 多くの人がもっていました。 しかし、このイメージも時代 活動内容についても、社会 福祉施設などを訪問するだけ でなく、在宅のお年寄りや体 の不自由な人をさまざまな面 からバックアップしたり、子 どもたちが地域社会の中で伸 び伸びと育っていくことに積 極的にかかわったりする活動 があります。さらに、国際交 流や国際協力、環境保護、教 て育、文化、芸術、地域の安全 など、あらゆる領域でボラン とともに変わり、現在では年 齢や職業に関係なく、すべて の人が活動に参加する時代に 移り変わってきたのです。例 えば、保育園児が地域のお年 寄りにお弁当を届ける手伝い をしたり、お年寄りが経験を いかして地域社会や国際社会 に貢献したりしています。ま た、〝会社人間〞といわれて きた企業人や企業自体が、地 域社会の一月として、積極的 にボランティア活動を展開す るようにもなりました。 ボランティアを通して 新しい自分を発見 ティア活動が広がっています。 これらの活動には、参加して いる人の個性や特技、アイデ ィアなどがいかされ、多くの 人がいきいきと楽しく活動に 参加しています。ボランティ ア活動の素晴らしい点は、活 動を通して相手や社会に喜ん でもらえる ー そして、そこ から自分自身がいろいろなこ とを学ぶことができるからで はないでしょうか。 最近では、「週休二日制の 普及Lや「学校週五日制の導 入」など、自分が自由に使う ことのできる時間が少しずつ 増えてきました。もし、自分 の時間を使って何かを始めよ うとしているのなら、その一 つにボランティア活動を加え てみてはいかがでしょう。い ろいろな人との出会いがあっ たり、新しい何かを発見した りできるはずです。 ボランティア活動は、自分 のできることから、いつでも、 どこでも始められることなの ですから。 広報じようほく
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