広報じょうほく No.388 1994(平成6)年 7月
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-陶芸へのきっかけ- 昭和63年春のことです。 わたしと陶芸 坪 井 秀 馬 朝起きると曇りに小雨。退屈 こも が続く毎日。 友も家に引籠 寧 みんなで生涯学習 学習紹介⑲ 寧 ′ ヽ ▲やまゆり荘工芸の館で作陶lこ励む 坪井秀馬さん(左) りがちであると思い、友人宅 を訪ねました。世間話に花が 咲くうちに、陶芸家相沢棟青 さんが膠見沢で陶芸教室を開 くことが話題になりました。 翌日二人で相沢先生宅に伺い 陶芸についての話を開いたり 作品を見せて戴きました。初 心者でむよいとのことなので 早速教室通いを決心しました。 この機会に陶芸に親しみと 楽しみを覚えて足を運んだの が、陶芸へのスタートでした。 平成2年、やまゆり荘の工 芸の館で高齢者陶芸教室(住 民福祉課主催)が問詰されま した。 誇師の小林賢治先生の蒋導 を受けながら作陶に熱中しま した。高齢者作品展・町の美 術展への出品に励みと喜び逐 感じながら」蒙す針す陶芸へ の楽しみを深めました∵ 平成4年、・教室卒業者で高 齢者陶芸クラブ(会長所幸三 さん)を結成し、和気あいあ い▼の親睦とふれあいを深めな がら逸品をめざす創作活動を しています。 -陶芸の菓しみ- 生きものの粘土で、全体の 調和を考えながら、その思案 通り均整のとれた形に作るま でが第一の難関です。また、 聴先の土がいかようにも形を 変え自由に表現できることは 陶芸の面白さだと思います。 ゆ 素焼のあとの粘かけが第二 の難関です。どの粕薬をどの ように組み合わせ、どのよう にかけるかが苦心のしどころ です。完成時の色あいを想定 しながらのこの仕事は楽しみ でもあります。 最も興奮するのは本焼の窯 を開ける時です。永い時間焼 成された自分の作品がどのよ うに変化しているか、見るま では不安と緊張で身も養える の凌覚えます。まだ熱い作品 を手にした時は、誰もが歓喜 と溜息が交錯した感動に打た れますP ゼ -私の生涯学習- 私の生涯学習は陶芸が中心 ですが、公民館の町民講座の 木彫りにも挑戦しています。 陶芸とは違って、丁寧慎重に 彫り込んでいく木彫りは白木 の美しきに魅力があります。 また、一坪園芸を計画し、 畑を借りて耕し、四季を通し て自分なりの生活の旬を味わ い噛みしめています。 公民館を始め町の各種の学 習講座が数多く開講されてお ります。ふれあい、生きがい、 学びあいを合言糞に更に多く の人が参加され、一人一学習 に取り組み、生きがいある豊 かな生涯と住み良い社会づく りをと念願しています。 * * * この学習絵介では、それぞ れの分野で生涯学習に活躍さ れている方々やクラブ等を紹 介しています。今回は町民講 師の坪井秀馬さんです。 生涯学習については、生涯 学習推進室までお問い合わせ ください。 ℡88-3111 内355
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