広報じょうほく No.385 1994(平成6)年 4月
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路等の整備を進めながら、農 地の効率化を図ってまいりま す。 梅の里づくり事業について は、引き続き関係機関の協力 を得ながら、植栽と栽培指導 を行い、生産組織の育成に努 めてまいります。 なお、豊かな村づくり事業 で建設した物産センターにつ いては、第三セクター方式に より株式会社を設立し、管理 運営を委託し、特産品等の販 売を各種生産団体と連携を図 りながら推進してまいります。 水田農業については、依然と して国内の米生産は需要を上 回る状況にありますので、昨 年に引き続き、永田営農活性 化対策事業として、米作りと 転作を組み合わせた生産性の 高い水田経営を目箱し、これ を推進してまいります。更に、 本年度の転作目標は113ha で、昨年度より9haが緩和さ れましたので農家の一層の理 解と協力のもとに、その目標 の達成に努めると共に、引き 続きブロックローテーション 地区の拡大と転作組合の育成 に努めてまいります。 農業振興地域整備計画につ いても、計画策定後8年が経 過し、自然的、社会的諸条件 を考慮し、実質的、稔合的な 農業の振興を図ることが必要 でありますので、優良農用地 及び農業振興計画についての 是正を図ってまいります。 次に、林業でありますが、 林業の現状は外材の輸入、就 業者不足などにより、その振 興には難しいものがあります が、森林の持つ公共性、機能 の大切さを、次代を担う児童 が学び、体験させることも必 要でありますので、引き続き、 小松小学校児童による「みど りの少年団」を育成してまい ります。又、地域住民参加に よる、自らの手で植栽を行う 一人一木植栽事業を推進実施 し、町民の皆さんの.森林に対 する重要性をより向上させて まいります。 和牛生産は牛肉の輸入自由 化、更には、後継者不足等に より減少の傾向にあります。 このように、畜産を取り巻 く環境には厳しいものがあり ますので、資質の優れた繁殖 午の導入、多頭飼育による生 産の低コスト化等により、一 層の基盤強化を図っていく必 要があります。このため、引 き続き牛舎の新築、増築に対 して助成を行い、生産意欲を 高めると共に、肉用子牛の生 産振興に取り組んでまいりま す。 更に、畜産防疫事業、優良 繁殖牛の振興のため、肉用牛 特別導入についてもこれを実 施するほか、城北地方広域事 務組合や関係機関とも連携し ながらその振興を図ってまい ります。 畜産の振興 農業の振興を図っていくた めには、後継者対策は必要不 可欠の課題であります。この 間題は、農政全体の問題と町 の取組みそのものと受け止め ております。したがって、農 業公社経営等の問題も含め、 農政全搬の中で解決していき たいと考えております。 長びく景気の低迷に加え、 急激な円高などにより、個人 消費や民間設備投資等が低調 であり、更には、消費者ニー ズの多様化や大型店の進出に より、本町の商業を取り巻く 環境は益々厳しいものがあり ます。 これらに対応していくため には、消費者ニーズや行動の 変化に即応できる商店街づく りが必要であります。そのた めには、魅力ある商店街づく 農業後継者対策 商工業の振興 りに経営者自らが参画し、行 動をおこす機運を醸成するこ とが大切でありますので、今 後は、町づくりと一体となっ た商業振興施策を進めてまい りたいと考えております。 本年度も、商工会活動強化 のための助成や中小企業事業 資金の融資尊旋を積極的に進 める一方、借入れ者に対する 利子補給を行ってまいります。 次に、工業の振興でありま すが、本町への企業進出は道 路網の整備と相まって、ここ 数年その気運が高まっている ところであります。地域開発 による新たな企業の誘致は、 消費人口の増加と就労の場の 確保、更には、地域商工業の 活性化に役立ちます。したが って、稔合的な町づくり計画 のもとに、関係機関、町開発 公社と連携しながら、優良企 業の誘致を積極的に推進して まいります。 又、町独自のオリジナル品 の研究開発を進めると共に、 引き続き、進出企業及び用地 提供者に対し、企業立地奨励 金を交付してまいります。

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