広報じょうほく No.379 1993(平成5)年 10月
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国民の健康状態は、医学の めざましい進歩に加えて公衆 衛生の向上等により、著しい 改善がなされ、世界一の長寿 国になりました。しかし、そ の反面急激な高齢化社会を迎 えて、疾痛構造も質的変化が みられています。 常北町の死因統計を見ても、 現在、三大成人病と言われる 脳血管疾患、心臓痛、悪性新 生物の死亡率が75・1%( 平成4年)を占めています。 中でも悪性新生物は年々増 加傾向にあり、いわゆる働き ざかりという年齢層に多発し ており、社会的影響も大きく、 地域住民に密着した総合的な 健康づくり対策を積瞳的に推 進することが重要です。 これらを踏まえて、町では、 早期発見、早期治療の観点か ら積極的に住民検診を実施し ています。 特に、モデル地区を設定し て、休日の早朝、地区に出向い て行う、胃がん、子宮がん、乳 がん、大腸がん検診は、受診率 の向上、初回受診者の掘り起 こしにつをがっております。また、 予防面にも力を入れ、健康、教 育、健康相談、食生活改善な ども積極的に進めています。 健康が一番です/ 町では、住民一人ひとりの 健康づくりに向けて、疾痛の 予防を中心とした保健予防サ ービスの充実を図っています。 《常北町の 健診事業》 ◎平成4年度受診者数 75人 ▽乳児健診 70人 ▽1歳児健診 ▽1歳6か月児健診 70人 ▽若年者検診 ▽婦人の健康づくり健診 400人 ▽2歳児健診 ▽3歳児健診 ▽結核検診 ▽基本健診 ▽胃がん検診 ▽子宮がん検診 ▽肺がん検診 ▽乳がん検診 ▽大腸がん検診 81人 93人 3、637人 2、599人 899人 5ュ8人 2、980人 382人 403人 125人 一9月21日、日本武道館で 行われた、全国老人保健 福祉大会の席上、大内啓 伍厚生大臣から表彰を受 けました
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