広報じょうほく No.373 1993(平成5)年 4月
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急速に高齢化が進展し、人 生錮年の長寿社会を迎えまし た。 本町における65歳以上の人 口は、平成5年1月現在2、 085人で稔人口の17・5 %を占めており、前年同期よ り2・7%増加しております。 こうした高齢化の進行によ り、藩たきり老人、ひとり暮 らし老人、痴呆性老人など介 護を必要とする老人が増加し ■入浴サービス 高齢 「.一一 ており、急病や事故に対する 不安も募っている現状で適切 な対応が求められていますの で、本年度も、きめ細かい福 祉対策を目指し、各種事業を 進めてまいります。 まず、急病や事故発生に即 対応できるよう、ひとり暮ら し老人に、緊急通報システム を整備し、不安の解消をして まいります。また、給食サー ビス、愛の定期便などを引き 続き実施してまいります。ま た、ホームヘルパーによる派 遣事業、入浴サービス、敬老 行事、ふれあいの旅、高齢 者サービス事業、在宅介護 者へのサービス事業、生き がいと健康づくり推進事業な どを実施するほか、高齢者の 保健福祉計画を策定し、敬老 思想の普及に努め、すべての 町民がともに生き、ともに支 え合う福祉社会に向けて努め てまいります。 我が国は、めざましい医療 技術の進歩によって、人生釦 年時代を迎えましたが、その 一方では「がん、心鹿病、勝 率中」の成人病による死亡者 が増加しております。これら には早期発見、早期治療が長 町民が生涯を明るく健やか に過ごすため、健康づくりに 対する関心が高まっています。 ■1月に開所した機能 回復訓練所 も効果的であります。特に「が ん」は年々増加傾向にありま すのでモデル地区検診をはじ め、各種検診事業を引き続き 実施し、検診率の向上と早期 発見に努めてまいります。 また、予防対策として、健 康教室、健康相談、訪問指導、 更に、婦人の健康づくり事業 や、健康カレンダーの作成に ついても実施し、保健予防対 策の充実を図ってまいります。 特に、エイズは、世界的に 社会問題化しています。日本 の感染者は、500人位確認 されていますが、実際にはそ れ以上の感染者がいるといわ れています。エイズは、恐ろ しい病気ですが、正しい知識 により防ぐことができます。 これらの正しい知識と予防を 図るため、講演会等を実施し てまいります。 更に、コミュニティセンタ ーに機能回復訓練のための機 器を昨年整備いたしましたの で、積極的な利用を図り、寝 たきり「ゼロ」作戦に向けて のサービスをしてまいります。 また、21世紀始めには、国 .′l\ 民の4人に1人が65歳以上の 老人になると言われています。 これらの高齢化社会が到来 しますと、高齢者の疾病に対 する不安を排除しなければな りません。このため、国がさ きにスタートさせた、高齢者 保健福祉推進10か年戦略(ゴ ー ルド・プラン)による保健 福祉環境の整備に、国県の施 策と相まって、積極的に取り 組んでまいります。 更に、年々増加しっつある 寝たきり老人や痴呆性老人対 策についても、社会福祉協議 会をはじめ、関係機関と連携 を図りながら、統括医療シス テムの確立に向けて、きめ細 かい施策を展開してまいりま す。 烹 広報じょうほく

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