広報じょうほく No.372 1993(平成5)年 3月
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かつて、農業用水路や集落 排水路の水は美しぐ澄んでい たものでした。 子どもたちがその中で遊ぶ ことができましたし、農業の ほかにもさまざまな用水とし て利用することができました。 ところが、暮らしがどんど ん現代風になるにつれて、家 庭から出る排水が大幅に増加 し、今や本来自然が持ってい る力だけでは浄化することが できなくなってきました。 このため汚れた用水が農産 物に被害を与えたり、悪臭を 発したりして農村の環境を侵 し始めています。 また、便所も汲み取り式の ままで、衛生的な水洗式のし 尿処理が望まれています。 常北町では、このような農 村地域に適した排水処理施設 着々とすすむ農業集落排水事業 快適なくらしをもとめて を整備する農業集落排水事業 を導入し、上入野一、二区で 事業に着手しています。 今年度は、2億200万円 の事業費を計上し工事を進め ていますが、平成8年度には 工事を完成させ、平成9年度 供用開始を予定しています。 農業集落排水事業とは、し 尿と生活雑排水を併せて処理 する、農村に通した汚水処理 システムで、次のような点を 配慮しています。 1、小規模分散型の汚水処理 に適していること。 2、維持管理が容易であるこ と。 3、建設費や維持管理費が安 いこと。 4、発生汚泥、処理水のリサ イクルが可能なこと。 5、農村の環境に調和してい ること。 さあ、もうすぐ快適なくら しがスタートいたします。 { ∈≡こ学芸=▼≡≡三 三 「・亨∈ 栗≡轟≡妄ご:全…=七三‾三≡量{三幸 妄 =盲
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