広報じょうほく No.370 1993(平成5)年 1月
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《確定申告をしなければ ならない場合》 ① 事業をしている場合、不 動産収入のある場合及び土 地や建物を売った場合など で、平成4年中の所得金額 の合計額から所得控除等の 合計額を差し引き、その金 額を基に算出した税額が配 当控除額を超えるとき ② サラリーマンで、給与の 年収が1500万円を超え るとき、給与所得や退職所 得以外の所得金額の合計額 が20万円を超えるとき 《白色申告の方も 収支内訳書の添付を》 事業所得、不動産所得、山 林所得となる業務を行ってい る場合は、確定申告書を提出 するときに、その年の総収入 金額や必要経費の内容を記載 した収支内訳書を添付しなけ ればなりません。 《申告書を自分で 書くときは》 申告書を自分で書くときは 「所得税の確定申告の手引き」 や「申告書の書き方」を参考 にしてください。「申告書の 大部分のサラリーマンは、 年末調整によってその年の所 得税の納税を完了しますが、 次のような場合などには、確 定申告をしなければなりませ ん。 ① 平成4年分の給与収入の 合計が1500万円を超え る場合 ② 給与所得や退職所得以外 の所得金額の合計鋲が20万 円を超える場合 ③ 給与の支払を二か直以上 から受けている場合で、年 末調整をされなかった給与 の収入金額と、給与所得や 退職所得以外の所得金額の 書き方」に示されている番号 順に記入していくと、所得や 税額の計算が簡単にでき鳥よ うになっています。 《納税は期限内に、 振替納税のご利用を》 平成4年分の確定申告によ る所得税の納期限は平成5年 3月15日です。できるだけ早 めにお済ませください。 サラリーマンの確定申告 合計額が20万円を超える場 合 なお、確定申告をする必要 のないサラリーマンでも、マ イホームをローンなどで取得 したり、多額の医療費を支払 った場合などには、確定申告 をすると源泉徴収された所得 税が還付される場合がありま す。 また、振替納税をすでに利 用されている方は、指定され た預金口座の残高を確認して おいてください。 振替納税をまだ利用されて いない方は、納税のための手 数が省け、うっかり納期限を 忘れてしまうこともない振替 納税が、大変便利ですので、 是非ご利用ください。 個人事業者の方の平成4年 分の消費税の確定申告と納税 は1月1日から3月31日まで となっています。期限間近に なりますと大変混雑Lますの で、できるだけ早めにお済ま せください。 消費税の確定申告が必要な 方は、次に該当する方(課税 事業者) です。 平成2年中(基準期間) の課税売上高が3000万 円を超える事業者 《正しい申告で 期限内に納税を》 確定申告をしなければなら ない方が申告しなかったり、 誤った申告をしますと、後で 不足の税金を納めるだけでな く、加算税や延滞税も納めな ければならないこともありま す。 正しい申告と納税を期限内 にお済ませください。 消費税の確定申告と 納税は正しくお早めに 《消費税も振替納税で》 個人事業者の消費税の納税 方法に、口座振替による「振 替納税」 の制度があります。 この制度を利用すれば、納 税のための手数が省け、うっ かり納期限を忘れることもな くなり、大変便利です。新た に振替納税を希望される場合 は、預金先の金融機関か税務 署に、「預金口座振替依頼書」 を提出してください。 また、所得税について既に 振替納税を利用されている方 で、消費税についても利用さ れる場合は、新たに消費税の 「預金口座振替依頼書」 の提 出が必要となります。 水戸税務署 ℡31-4211 税務相談室水戸分室 ℡26-8680 広報じょうほく
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