広報じょうほく No.360 1992(平成4)年 4月
6/20
高度経済成長の中で急激な 発展を遂げた我が国の社会情 勢は、今後「物の豊かさから、 心の豊かさへ」、「量の豊か さから、質の豊かさへ」、「ハ ード重視から、ソフト重視 へ」、「画一・均質から、多 様性・選択の自由の拡大へ」 というように根本的な転換を 遂げていくことが大切だとい われております。 本町には、教育優先・教育 尊重の伝統があります。これ は、多くの先人・先覚が、町 民であることに誇りを持ち、 町民としての自覚と責任を堅 持し、文化と伝統を大切にし ながら、自主的‥王体的に健 康で明るい生活を創造する意 ・欲に満ちた人間であることを 願い、その育成を強く希求し たからにあると思っておりま す。 私も町長就任以来、この精 神継承を基本的態度として、 「まちづくり」は、「人づく 心の豊かさと文化 幼児教育については、「心 身の発達に即した具体的な指 導計画とその実践」が、特に 大切になります。また、若い 両親の子育てのための研修に ょり、幼児に対する正しい認 識と適正な教育方法を広く浸 透させる必要があります。さ とフや らに、情操陶冶の面からの環 境美化・安全の確保に努めて まいります。 り」を施策の基本理念として、 その具体的な施策推進に努力 してまいりました。 昨年策定いたしましたサン エスプラン常北の構想でも、 特に「心の豊かさと文化の香 るまちづくり」を施策の大綱 の一つにとりあげた師最もこ こにあるわけであります。 幼児 /し 育 小中学校の教育につきまし ては、教育課程の基準改善の 趣旨を十分に生かし、創造性 に富み、活力に満ちた学校教 育の展開の中で、たくましく 生きる能力と豊かな心を育成 するための具体的な実践を重 視してまいります凸 特に、本年度は教育課程が 改められたことに伴い、教科 書が全面改訂されるなど、新 しい教育での学力向上対策、 体位・体力向上対■策としでの健 康度判定の導入、道徳指導、 生徒指導の充実・強化、国際 交流事業の充実、中学校にお ける英語指導助手の招致、パ ソコン教室活用の研究と研修 学校 活力ある社会を築いていく ためには、いつでも、どこで も、だれもが学べる学習の機 会をつくり、自らが生涯を通 じて進んで参加できる生涯学 習体系への移行が重要課題で あります。 平成二年度からの県の「生 /l\ 等を重視し、さらにそれらの 条件整備として、施設・設備 の充実に努めてまいります¢ また、コミュニティセンタ ー常北の完成により、その有 効利用を図る一環として、町 教育研究会の活動の中に芸術 鑑賞の集いを計画し、小中学 校児童生徒に対し芸術文化の 鑑賞の機会を図ってまいりま す。 なお、本年九月からは週休 二日制の導入が図られ、これ らの対応につきましては、学 校・PTA・地域の方がたと の連携を図りながら、スムー ズはスタートができるよう万 全を期してまいります 生涯学習 公民館活動、青少年育成、 スポーツ、レクリエーション の振興、町民文化の振興等の 社会教育につきましても、引 き続き継続発展を図るため努 力してまいる考えであります が、生涯学習という機構の中 でその位置づけや機能化を検 討し一層の成果を期してまい りたいと考えております。 渡学習推進体制整備促進事 業」 の研究指定を受け、その 三年次に入りますが、この度、 常北町生涯学習推進大綱が策 定されましたので、本年度は 行政組織を整備し、大綱のテ ーマであります「いきいき常 北・ふれあい・生きがい・学 びあい」 の目標に向け、推進 のための拠点づくりをしてま いります。 活動 広報じょうほく
元のページ