広報じょうほく No.360 1992(平成4)年 4月
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高齢者福祉 本町における六十五歳以上 の人口は、平成四年四月一日 現在、二〇三〇人で絶入ロの 一七・五%を占めており、前 年同期より〇・九%増加して おります。 こうした高齢化の進展に伴 い、濠たきり老人、ひとり暮 らしの老人など援護を要する 高齢者が増加しており、適切 な対応が求められています。 本年度も、ひとり暮らしの 老人の孤独死という悲しい事 故を未然に防止するために、 ひとり暮らし老人緊急通報シ ステムを引き続き設置いたし ます。 また、ホームヘルパーを増 員し、派遣事業、愛の定期便、 入浴サービス、給食サービス、 敬老行事、三世代ふれあいの 旅等を実施し、さらに、高齢 者を大切にする地域社会の確 立に向けて、地域ケアシステ ム事業等を導入し敬老思想の 普及に努めてまいります。 保健予防 「がん、心臓病、脳卒中」 といった三大成人病による死 亡者が増えている今日ですが、 その中で特に「がん」は、年 々増加傾向にあるところから モデル地区検診をはじめ、各 種の検診事業を引き続き実施 し、検診率の向上を図り早期 発見に努めます。 また、国が平成二年度から スタートさせた高齢者保健福 祉推進十か年戦略いわゆる、 ゴールドプランによる高齢者 の保健福祉環境の整備に、国、 県の施策と相まって積極的に 取り組むものといたします。 ▲老人菓急通報システム さらに年々増加しっつある寝 たきり老人や痴呆性老人対策 について、関係機関と連携を 図りながらその推進に努めま す。 なお、各種健康教育、健康 まつりの開催や健康カレンダ ーの作成等についても引き続 き実施し、保健対策の充実に 努めてまいります。 また、コミュニティセンタ ー常北が完成し、その一部に 保健センターの機能を持つ施 設が整備され、ここに機能訓 練設備を導入し積極的な利用 と健康づくりに向けての疾病 予防を中心とした保健予防サ ービスの充実を図ってまいり ます。 農業の振興 本町の農業は、土地改良事 業、近代化事業は順次推進し ているものの、経営規模が小 さいことから農業経営は一段 と厳しいものがあり、今後は、 都市近効型農業の特色を生か した取組みを稔合的に推進し、 農業生産と経営の安定化を図 る必要があります。 したがって、後期二年目を 迎える「豊かなむらづくり事 業」さらに、農道整備、漕池整 備、用排水路整備等を進めな がら農地の効率化を推進して まいります。 また、梅の里づくり事業に ついては、引き続き関係機関 の協力を得ながら新穂を図り、 生産組織の育成強化に努めて まいります。 また、水田農業確立対策に つきましては、個々の農家の 活力 と 牛肉の自由化に対応するに は、畜産農家の基盤強化が不 可欠であり、増頭を図る必要 があり、そのため、牛舎の新 築、増築に対して引き続き助 成を行い、生産意欲を高める とともに肉用子牛の生産に取 り組みます。 さらに、肉用牛特別導入事 業を実施してまいります。 個性 理解と協力を得て一二六ヘク タールの転作目標達成に努め るとともに、ブロックローテ ーション地区の拡大と集団転 作組合の育成に努めてまいり ます。 また、農業近代化資金利子 補給、水田の農薬空中散布に ついても引き続き実施してま いります。 畜産の振興 広報じょうほく

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