広報じょうほく No.358 1992(平成4)年 2月
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呆的です。これは、硫 化物が水に溶けやすいという 性質を利用したものです。 また、硫化物が空気中に飛 きます。涙の原因は、 玉ネギの細胞に含まれ ているスルフェン酸・ Slオキサイドなどの 硫化物。玉ネギを切る ときにこれらの硫化物 が空気中に飛び散り、 目の粘膜を刺激するこ とから起こります。 涙が出るのを防ぐに 料理人泣かせの野菜といえ きぎ ば玉ネギ。刻むと、悲しくも ないのに涙がポロポロとでて び散り、日の粘険を刺激する のですから、換気をよくする のも涙が出るのを防ぐ一つの 方法です。 しかし、どの方法も絶対的 な効果はありません。よく切 れる包丁で手際よく切るよう に心がけたほうがよいようで す。切れない包丁で切ると、 玉ネギの細胞を押しっぶして しまい、それだけ硫化物を飛 び散らせることになってしま うからです。 ヽ ら細かく刻みます。 手順は面倒そうですが、簡 単にきれいなみじん切りがで きます。 細 の 縦 かい切れ目がコツ 玉ネギの上手なみじ ん切りのコツは、根元 を残すこと。根元を切 り取ってしまうとばら ばらになって、うまく みじんに.はなりません。 根元を残して縦半分の 二つ割りにして横に寝 かせます。縦に細かく 切れ目を入れ、次に左 右からしっかり押さえ ながらまな板と平行に、 横に包丁を入れ、端か ′し ところで、玉ネギをオニオ ンサラダなどでスライスして 使うときは、縦でなく横割り にした下半分を使うとおいし くできるのをご存じですか。 上半分も下半分も同じだと 思われますが、玉ネギは下の 部分ほど繊維が細かくて柔ら かく、また色も白いので、お いしく、見た目もきれいにで きます。 残った上半分はみじんに刻 んで使うとよいでしょ、つ。 ●●●ジャガイモの 浴光催芽●●● 植付1ケ月前から風の当ら ない日だまりで、ジャガイモ きいが を並べて催芽します。 日中は15〜20度を目標に。 夜間は凍らないようにし、催 芽は0・5〜1センチを目標にし ます。 ●●●ごぼう・ながいも の前掘り●●● 前掘をして1ヶ月以上置き 土を安定させてから、は種(種 まき)します。 表土は、下層の土が混入し ますので養分が不足するため、 今月の農作業 ( は種前に十分土壌改良資材を 投入します。 ●●●麦の穂肥●●● 茎の地ぎわの方が2〜3セ ンチ伸びて、その先端に白い 筆先に似た2ミリ位の成長し た幼穂がみられるときを幼穂 形成期といい、この時期に施 用します。(出穂40〜45日前、 2月下旬から3月上旬頃) 穂肥は、10アール当り硫安 で10〜15キロを目安に施用し ます。 なお、ビール麦の追肥はさ けて下さい。 ●●●イネの育苗土の 準備●●● 床土の酸度は四、五〜五、五 の土を選びます。 酸度が高いと苗立枯病、ム レ苗などの発生が高くなりま す。床土は、保水性と通気性 があることが良いので、粘質 土や、砂土、やさい畑の土は さけてください。 (常北地区農業改良普及所) 広報じょうほく
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