広報じょうほく No.355 1991(平成3)年 12月
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● 保健婦だより 第 八 条 ●●●住環境の整備促進●●● 階段には手スリを 手スリは簡単につけること ができますので、なるべく隋 段には手スリをつけましょう。 そのとき階段のはじめとおわ りの手スリが45cm以上長く、高 さは即-85cmぐらいにして壁 から5cmほど離して固定しま しょう。足もとを照らす照明 にも配慮を。 階段が急だったり、 踏み面がせますぎたり していませんか 高齢者の階段ののぽりおりはとく に危険です。勾配が45度以上は急す ぎます。踏み面が29cm以下もせます ぎます。踏み面や蹴り上げの寸法の 不ぞろいなのも、危ないので改善を。 じゆうたんの浮き上がりは 点検していますか じゅうたんを敷いている場合、段坂から じゆうたんが浮き上がっていたりすると、 たいへん危険ですので注意しましょう。 /し まひ 高齢者は、たとえ麻痺がな くとも、筋力の低下、平衡機 能や目、耳の衰えなどから転 び易くなっています。そのた め、若い人にはなんでもない 家の中の段差でも高齢者には 障害物となって立ちはだかり ます。住宅内でも、廊下、浴 室、寝室、トイレ、階段など ではしばしば転倒事故が起こ ります。それに骨組しょう症 を合併していると、ちょっと 転んだだけで骨折し、しかも 骨折が治りにくいため、寝た きりになりがちです。 手すりの取付け、段差の解消、 すべり止めの処置、適切な照 明の設置など廊下、階段、ト イレ、浴室等の住環境の改善 により、できるだけ動きやす く、安全で住みやすYする工 夫が必要です。 手すりつけ、段差をなく し、住みやすく、アイデ ア生かした住まいの改善 広報じょうほく
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