広報じょうほく No.354 1991(平成3)年 11月
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といえば、富士山のまちです よね。それでちょっと不思議 に思うのですが、桜があまり 見られないのは、どうしてで しょう。富士山といえば、桜 が似合うんですがねえゾ と、外国のみなさんに 尋ねると、返ってくる 答えの大半は「富士山」 と「桜」ではないでし ょうか。その富士山と 桜で思い出すことがあ ります。 桜の花咲く美しい まちづくりを展開 5年ほど前に、静岡 県富士宮市の青年会議 所が主催する講演会に 出かけました。その講 演で私は、「富士宮市 テレビ番組の〝連想ゲーム〞 ではありませんが、「日本とい うと、何を連想しますか?」 日本ふるさと塾主宰・萩原 茂裕 マさくらの会〞を発足させた のです。具体的に何をしたか といいますと、市役所が苗木、 植樹場所を提供し、〝さくら1 万本植樹運動″がスタートし たのです。たくさんの市民が 早朝から、スコップ、そして 弁当持参で、植樹に参加しま した。自分たちのまちを、桜 の花咲く美しいふるさとにし ようと、各人が、それぞれに 汗を流したのです。 こう話しました。それは、率 直に感じたことだったからで す。すると、富士宮市の人た ちは、すぐにアクションを起 こしました。青年会議所が音 頭をとって「ラブ・フジヤマ 運動を展開し、〝ラブ・フジヤ たくさんの市民が 桜の苗木を植樹 ′.1 出すのは、積もった雪の除雪 です。これは、雪国では、た いへんな仕事なのです。 朝の除雪は、子供たちの仕 事でした。両隣の前も、道路 の雪も、すっきりとよけてし まいます。寒さに顔も手も真 っ赤になりますが、全身がう っすらと汗ばんで、ほかほか してくるのです。そんな日は、 一日中、気分がよかったもの です。 桜の苗木には、植樹した人 の名札が下げられました。 市民の一人ひとりが、桜の 木を通して、他人のために汗 を流すことの大切さを知った のです。3年目の昭和63年ま でに、なんと1万2千本が植 えられました。 汗を流す材料は 足元にころがっている 私は、雪国(北海道・旭川 市)に生まれましたが、思い 他人のために汗を流すこと のさわやかさを、私は雪によ って教わりました。 ところがいまは、雪国でも 市役所や役場のブルドーザー が、道路の雪をよけていきま す。よけたあとのおこぼれの 雪が家の前にたまると、取り 除けと役場に電話がかかって くるといいます。どこか、お かしい……。豊かさゆえの甘 えがあるような気がしてなり ません。 他人のために汗を流す ー まちづくりの大切な基本です。 汗を流す材料は、足元にたく さんころがっています。 平成3年相月分建設工事等契約状況 10月中には、次のような建設工事等の契約が締結されましたのでお知らせします。 工 事 名 工事場所 工 事期 間 工事金額 施行業者名 契約年月日 所 管 道誰第14号排水整備及傾装工事 石塚地内 自平3年10月23日 至平4年2月29日 14,420千円 ㈲浅野工務店 平3年10月22日 建設課 道雄第18号排水整備工事 那珂西地内 3_10.23 3.11-30 1,854 ㈲三村建設 3.10.22 道雄第19号排水整備工事 下古内地内 3.10.23 3.11.30 2,472 ㈲根本工業 道雄第20号路肩復旧工事 上古内地内 3_10.23 3.11.30 2,163 道雄第21号簡易舗装工事 磯野地内 3_10.23 3.12.10 2,884 ㈲三村建設 広報じょうほく 4
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