広報じょうほく No.353 1991(平成3)年 10月
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常北町は「住んでみたい、 住んで良かった、住んでいて 良かったLと町民一人ひとり が幸福と生きがいを感じられ るまちづくりをめざしていま す。それには、女性の参加が 必要であるという認識のもと に、『婦人団体まちづくり研 修』を行いました。 まず、先進地を自分たちの 目で見て、肌で感じ自分のま ちにどう生かしていったら良 いかを目的として、見聞を広 めるものです。 この事業は、より多くのご 婦人の皆様に参加していただ くため、毎年継続して行なわ れます。 ここで、研修にご参加して いただきました方から、感想 文をいただきましたので紹介 します。 まちつ<りについて熱心に 説明を受ける婦人団休 自分た 自分たちの 参加しよう まちづくりに〃‥ 婦人会長 大越 房枝さん 農協婦人部長 永野 里乃さん 商工会婦人部長 飯村 昭子さん ′l わが町常北町は、先祖から 連綿として伝わってきた緑豊 かな素晴らしい町です。 この素晴らしい環境のなか に、とっぶりとつかっている と、わが町ほど良い所は他に はないのではないかと思うほ どです。 一方、他町村での活性化を めざしてのまちづくりを見聞 するたびに、わが町は他町村 に比べ、遅れをとっているの 主Lぐ ではないだろうかという危供 も多分に持っていたわけです。 なぜなら、人口の増加や文 化の進歩に伴って、改善しな ければならない問題がたくさ ん出てきているからです。 自分達が快適で、住みよい 町にするためには、婦人の積 極的な参加と協力が必要で重 大な役割りがあると思います。 そのため、農協婦人部、商 工会婦人部、婦人会の婦人団 体が、何回となく会合を重ね 婦人団体まちづくり研修会を 組織し、先ず初めに見聞を広 めることで、まちづくりの先 なかにいだまち 進地である、宮城県中新田町 を視察、見学をしてきたわけ です。 中新田町は、仙台から北へ 約40加に位置し、西に雄大な 奥羽山脈があり、美しい鳴瀬 川が潤し、自然に恵まれたと ころです。一面に広がる水田 は、日本一の米「ササニシキ」 ができ、その水田のど真申に 「バッハホールL、(昭和56年 オープン)をつくった町です。 これが中新由町のまちづくり のはじまり(第一楽章) です。 その歩みは、まちを活気づけ、 景観にリズムを生み、住む人 の意識を変え続けてきました。 数かずの建築物は見るだけで も十分楽しいもの。 現在、町内に点在している 施設がそれぞれの分野で、そ せんりつかな れぞれの旋律を奏でています。 将来は、大きなハーモニー となって「まちづくり交響曲」 を力づよく演奏してくれるで しょ、つ。 私達婦人団体は、この視察 研修によって非常に得るとこ ろが多かったと思っておりま す、し 一つには、わが町の良さと 欠点がわかってきたことです。 /-し\ 自分達の住んでいる町と比 較しながら、まちづくりにつ いての考え方が広まってきた と思います。 二つ目は、婦人団体の交流 もうまくでき、打ちとけ合っ わく た中に、他団体という枠もと れ、仲間意識ができてきたこ とです。これは何よりもまし てすばらしい成果だったと思 います。 今年は、最初の試みとして 婦人三団体を中心に研修会を 持ちましたが来年、再来年と 毎年少しずつ枠を広げながら、 みんなが研修会に参加できる ようにしてもらいたいと思っ ております。 最近、一つ一つの活動を通 して、町中の婦人が協力し合 えるようになってきました。 見ているだけでなく、章一 本引いても、これが自分達の 町をよくするため、まちづく りに参加しているといえるわ けです。みんなで協力しなが ら少しずつでもまちづくりに 参加し、住み良い町にしてい きましょう。

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