広報じょうほく No.353 1991(平成3)年 10月
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第六条 手は出しすぎす、目は離 さす。ガ介護の基本、自分 の気持ちを大切に。 保健婦だより ●●●主体性,自主性の尊重●●● 従来、わが国では、高齢者 にはできるだけ何もさせずに 過ごしてもらおうという考え 方がありました。しかしこれ はかえって高齢者の運動機能 を低下させ、行動力の減退を 招き、ひいては寝たきりのき っかけを作ります。 時間がかかっても、自分で できることば自分で実行して もらうよう周囲が配慮し、高 齢者が自力でしようという気 持ちを持ち続けられるよう支 援して、心身の機能の低下を 招かないようにすることが大 切です。 また、安易なオムツの使用 は、自尊心を傷つけることで 生活意欲を奪い、社交性を低 下させ、結果として寝たきり に陥りやすくなりがちです。 排泄も可能な限り自力でする ことが大切です。 ′J〜 金管凄 秋から冬にかけては、 なべ物のおいしい季節で す。材料がバラエティー に富み、栄養もたっぶり なので、健康食として人 気上昇中です。なべを囲 めば、なごやかな語らい も楽しめます。 なべ物の代表格の一つ が、カキなべです。すき 焼きやトリなべはいつで も食べられますが、カキ は英語の月名でRがつか ない月、つまり五月から 八月の間は食べられない といわれています。この 時期、つまり夏にカキを 敬遠するのは、産卵期で 味が落ちることと、暑い ので鮮度を保ちにくいこ とからきたようです。そ れだけに、秋はカキが好きな 人にとって、待ち遠しい季節 です。 しかし最近は、冷凍物があ るので、カキ料理の専門店な どでは、夏でもカキを食べさ せています。また、東北方面 などでは、天然物の夏ガキが 食べられます。 を身殻、もう一枚を蓋殻と呼 んでいます。 日本「の養殖カキの産地は 広島、次いで宮城が続きます。 最近の日本の食卓は、輸入品 がいっぱいといわれますが、 カキはほとんどが国産です。 カキをはじめとしたいろい ろな水産物が、秋から冬に旬 カキは二枚貝の 一種ですが、殻は ハマグリやアサリ とは異なり、二枚 の深さが違います。 俗にこの貝のl枚 を迎えます。また、秋は、 農産物にとっても実りの シーズンです。 十月、十一月は「農林 水産祭月間」。これは、農 林水産業者の経営発展、 技術改良の意欲を高め、 また、農林水産業への国 民の理解を深めるために、 各種の行事を開催する月 間です。

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