広報じょうほく No.353 1991(平成3)年 10月
12/16
9月30日、常北町婦人会30 名(大越房枝会長)は、内原 町の県立コロニーあすなろを 訪れ、ボランティア活動を行 いました。 「コロニⅠあすなろ」は、 知恵おくれや身体に障害をも っているため家庭での介護や 直ちに自活、自立することが 困難な人たちが、緑豊かな自 然環境の中でそれぞれの障害 に応じ、更生に必要な指導と 訓練を受けながら、生きる喜 びと社会自立への期待と希望 に満ちた生活を援助しょうと いう願いをこめて創られてい ます。 現在、寮生は四八三人が生 活訓練、作業訓練、基礎訓練 など楽しい雰囲気のもとで生 活しています。 当初、町婦人会のボランテ ィア活動は、オムツたたみ、 部屋のお掃除が主なものでし た。最近は、会員の皆さんが もち寄ったタオルなどを寄附 したり、運動会開催前のグラ ンドの草取りを年に一回する など、あたたかい心のこもっ た活動を10年間継続していま す。 また、帰る時には大勢の療 生たちは、なごりおしそうに おばちヤーん/おばちゃーん ん/ またきてねー。 とバ スに向かって手を振って見送 ってくれる光景は涙をさそう 一幕であり、会員の皆さんも このことばがとってもうれし く、疲れを忘れ、来年度もま た釆ますよー。と自分自身の 心に誓い合うそうです。 心と心の結びつきによる、 真の豊かさ、お互いに助け合 って生きる尊さ、これらを私 達は、一人の人間として常に 持ちつづけたいものです。 ヽ 、( 、掌琴慧む 交流会 ほぴ 「これが帆曳き船」。「実 物よりちょっと小さいかなノ 9月5日、移動研修で常北 町食生活改善推進員さんが、 出島村の郷土資料館を訪れた 時の一コマです。 今年で3回目の交流会は、 見聞を広め地域活動に生かし 会員の親睦を深めることが目 的。資料館は、小高い丘の上 に立ち白壁と三層の屋根に天 守閣をいただく御城の シンボルになっています。 また、秋篠宮さまで有名に なったナマズもいる水族館へ さらに、農村環境センターに 案内されました。 村長さん、大勢の推進員さ んの出迎えを受け恐縮しまし た。 村長さんは、「花と緑の美 しい村づくりを展開。ぬくも りのある人づくりに力を入れ ています」そして、歓迎のお 言葉の中で常北町にふれら れ、「松崎町長さんも、町づ くりにご尽力されていること はよく存じております。若く、 考え深い立派なお方ですので 良い町になるでしょうゾと熟 っばく話されていました。 交流会は、時間が立つのも 忘れる程有意義なものでした。 今後は、交流会においての 貴重な体験を、地域活動、そ して町発展に生かしてい等た いと思います。 折も ごと うたかたの如くに月の雲が れ 飯 村 のぼ む七ユう 月光をさえぎる雲の無情な 木 村 千 うつ 満月を映し鏡の千波招 川 又 文 かさき 牽を被て満月渡る湖の上 谷 千 里 いくせんまんなみ 名月や幾千万の漣たたむ 永 山 と み こりょうや うみ 湖めぐる二人の影の浸き良夜 小 堀 林 三 大き梨配り満月中天に 須 江 君 子 のだて めいげつ 明月を中天にして野点かな 小 山 静 香 うみつきこよ遠き灯をうかペて湖の月今宵 永 山 綾 乃 めいえん 雲とんで名園いよよ月今宵 猪 野 はるい はぎえん 静けさや月をかかげて萩の固 安 藤 美恵子 江 代 る る く 広報じょうほく
元のページ