広報じょうほく No.352 1991(平成3)年 9月
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◎寄附金 ● 五、000、000円 稔武石材鉱業㈱ 野 口 清 救急車購入費として ●一、000、000円 ㈱三幸ビニール工業所 三輪 福一様 コミュニティセンター建設 費の一部として ◎社会福祉に寄託 ● 五〇、000円 様 石塚交通㈲ ● 五、000円 様 ▲ひたむきに稲かけてゐて固ま 石塚郵便局 ● 一〇、000円 れし 今瀬 剛一 阿久津あさ 様 親に似て祭笛など吹き居りぬ ●雑巾 六六〇枚 加藤 鉦好 ばうぼう 敬神婦人会長篠原よしの様 国敗れたる日や飲食の茫々と まごころ 役場総務課 ◎雲仙被災地義援金 ● 三〇、000円 様 春園本郷自治会 冨永時司外十七名 様 片見 博 海花火岬の付根まで浮かび 鈴木きよし 虹を追ひかければ潮の匂ひけ り 中村 革介 炎天の水際暗く借しポート 庶 勝男 ●古切手 園部 典 桑名たきな 金子 雅代 常北町婦人会 一二〇、六一〇円 犠.様様 金枝を送りし部屋の広きかな 杉木 輝夫 すれ違ふ法衣まぶしき秋澱め 小田木 梅 杉参道をまた見つけけり 浅野 菊枝 石畳靴裏の熱軌 長須きみの かなかなや夫の体重増えてを り 桧山 よて あおぎりこぶ 梧桐の痛ごつごつと街眠る 羽石 次枝 ほおづき 朝日さし窓の鬼灯ともりけり 飯村 愛子 かなかなや宿に忘れし化粧水 いそペきよ しばらくは母と話して螢の夜 瀬谷 博子 一人居の気楽さもあり夏祭 阿久津あい子 松手入れ終りし父の吹かれけ り 安藤抄都子 前髪を上げて今日より秋の服 渡辺 典子 ちヱうちん 提灯の家紋に集ふ盆の客 飯嶋 とみ 若竹の濡れこごみしや戻り雷 鶴見 弘子 望郷や柳花火の連打せり 高橋 芦江 じょうぜつ 秋の夜の人の饅舌ふとむなし 吉本つる代 気まずさの目の行く所水中花 袴塚 束子 夏期講習のノートにしまふ花 言葉 竹内 幸子 塩買ひに出て鯖雲に出かひけ り 鯉渕寿美恵 花桐短歌 安藤 愛 書もなく梅雨降りしきる庭隅 をグラジオラスの花の揺れゐ る 飯田 マサ 短歌友と散歩楽しむ保和苑に 紫陽花は満ち満ちて道を狭ば めり 薄井 ひろ せり上がり夜空を彩うスター マイン芝生に坐してただに息 のむ 枝 不実 葦に花びら受けて歩みたり散 りくる桜うつつなる中 片見 和枝 忘れたき事もちたる日夕され み≠つが ば花つけし君荷もはらに摘む も ( な 川上千代子 森追はれ追はれても暗くほと とぎす小糖雨間なく降る梅雨 の空 島 愛子 アカシヤの白き花揺るる北大 の樹下ゆっくりと歩き若き等 閑谷 走代 着古しのセーターを解き細編 みのスーツを編み初む一年か けむ 多田志保子 か く ガーゼ製の産着の袖に匿れゐ るやはらなこぶしにそっと触 れみる 坪井きよ子 店頭に値引きされたる子供服 孫のサイズを探しさがしぬ 丹下、栄子 藍染めの浴衣の身幅を五分つ めて縫いやるも尚広し細身の 孫には 萩谷登喜子 生ぬるき風に漂いくる甘き香 は栗の花らし買物帰り 滑川 信子 幼き頃夜露踏みわけ螢狩りて 蚊帳うちに放ち光を追ひし 広報じようほく

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