広報じょうほく No.350 1991(平成3)年 7月
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いくためです。ところが、現 実にはなかなかこうはいきま せん。その時だけ、その場限 りのまちづくりに終始して、 後に続かないのがほとんどで す。しかし、これでは本当の 供や孫たちに継承して いくのが人生です。 これは企業にも、そ してまちづくりにもい えることです。わたし たちは後に続く看たち のためにいまを生き、 やるべきことをやるの です。道路や橋をつく るのも、学校や病院を 建てることも、森や川 を大切にして豊かな自 然を残すことも、みん な子供や孫たちを信頼 して、後世につなげて 人生というのは、自分だけ のためにあると思いがちです が、そうではありません。子 ふるさと塾主宰・萩原 茂裕 まちづくりとはいえません。 将来を考えて スタートを切る 長野県の野沢温泉村。いま は全国でも有数といわれるほ ど、豊かで素晴らしい村にな りました。 ぱかぎ その場限りの まちづくりはやめよう ′r\ ここの先輩たちが村おこし のスタートを切るときにまず 第一に考えたことは、「この 村に子供や孫たちが、生き残 れるだろうかけ‥」ということ でした。子供や孫たちの将来 を思ってこそ、まちづくりは 動き出すのです。いま、まち づくりのために、始めたこと は、何年後、いや何十年後に 子供や孫たちの代で実を結ぶ ことのほうが多いのです。 言いかえれば、まちづくり は、子供.や孫たちへの最大の 贈り物だといってもいいでし ょ、フ0 頸脳と心で ふるさとに役立つ 数年前、愛知県のある中学 校に講演に出かけました。講 演が終わると、生徒会の会長 が立ち上がりこういいました。 「いままで、ぼくはこの町が 嫌いでした。でもこれから好 きになります。ばくは将来、 東京の大学に行きたいと思っ ています。ふるさとへ帰って これないかもしれません。で も、勉強したり、仕事をした りしているときに、ふるさと に役立つことがあったら、そ れをふるさとへ送る努力をし たいと思います。 私は胸が熱くなりました。 自分の生まれたふるさとを思 う、純粋な心に感動しました。 よくUターンといいますが、 頭脳と心のUターンもできる のだと、そのとき、その高校 生から教わりました。 今日や明日に 成功することでない まちづくりは、今日、明日 に成功することではありませ ん。「十年後のこのまちを見 てください」、そうした気持 ち・が原点にあるかないかにか かっているのだと思います。 素晴らしい贈り物をつくる ために、ぜひ、子供や孫たち のことを考えてください。 ( l療子? ちうん、家族とのコミュニケーショ ンを深めるには絶好のチャンスで可も 夏の暑い時期にほつとウイ一つト 夏の恒例行事にしたいですねゐ 貞節のなか否心身をリフレッシュ/ 象篤とと制=ほつとウイーウ書誌こモう 青い落と空、きらめく太陽の季節ガやって 酬.. きまし定。 そこで、連続休暇(ほつとウイーク)をと 転 くニフ ⊂=)、U り、海水浴やサマーキャンプなど、積極的に 自然のなかで心身のリブレツミノユを因っては いかガでしようか。連続1木暇は、健康tこはも 虐叫 喚ふ′
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