広報じょうほく No.350 1991(平成3)年 7月
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地方の時代からふるさと創 生等と町をとりまく環境は大 ●●・みんなですオめる⑳ まち 都市づ<り・●● まちづ<り講演会開催 きく変りつつある中で町民の 真の豊かさを考える「ふるさ ′(\ まちつくりは子供たち,.孫たちの定めに/ と常北のまちを創る/Lと題 して、まちづくり講演会が開 催されました。 六月梅雨空の時期、農作業 や商店経営に何かとお忙がし い中を定刻の午後一時三〇分 には会場の町トレーニングセ ンター営農研修室がいっぱい になるほど大勢の方々がお集 りになりました。 当日の講師先生は、まちづ くりのプランナーとして日本 全国を飛びまわっている萩原 茂裕先生で実践的なまちづく り論について、長野県の野沢 菜で有名な野沢村のむらおこ し、宮崎県の観光開発、北海 道池田町のまちおこし、大分 県の一村一品運動など、全国 各地のむらおこしの成功例、 成功させる例について延々三 時間に及び熱弁をふるってい ただきました。 お話しの中で特に、どの市 町村、県にも共通することば として十項目をあげました。 一、まちづくりは人づくり 二、人づくりを考えられるト ップがいるところは伸びる。 三、公共施設は町や職員がつ くったのではない、住民の 税金でつくった。(職月の 意識改革) 四、他人のために汗を流せる 職員がいるところは伸びる。 五、まちづくりは十年以上か かる。(すぐに答は出ない) 六、若者が立ち上った町は伸 びる(流れを変える) 七、掛け算が出来るまちは伸 びる。(例えば異業種交流、 複合経営、茶の生産×茶道 ×菓子×子供たちが礼儀正 しくなる。) 八、情報選択能力1情報を自 分にどう置き換えられるか。 九、観光とは-自慢のできる Jし 見方をかえると日本海ガ大き<見えます ものを「観光資源Lと、と らえている町は伸びる。 十、すばらしい町村にはテー マがある。 以上十項目のどれ一つがか けてもまちづくりの成功はむ ずかしいことになります。こ の十項目をこれからの町のま ちづくり事業の中でどう生か して行くか大きな課題を背負 ったことになります。 農産物の特産品化や商品の 活性化等もう一度原点(足元) を見直す必要があります。 「住民一丸となってゾ良く 聞くことばですが、萩原先生 もこの点について指摘をされ ておりました。 住民と行政、関係機関、団 体等が連携し合うことがまち づくりの第一歩ではないかと 思います。 講師と毯読者が一体となっ た三時間でした。なお、今回 の講演会の内容をカセットテ ープに収叙してありますので お聞きになりたい方は役場都 市計画課まで直接申し込み下 さい。 広報じょうt亭≦

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