広報じょうほく No.349 1991(平成3)年 6月
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◎下水道って? 現在、私たちはより快適な 生活をおくるために、昔にく らべて、よりたくさんの水を 便っています。また、事務所 や工場でも、たくさんの水を 使って私たちの生活を支えて います。使われた水の量が増 えると、捨てられる水(生活 雑排水) の量も増えてきます。 この使われた水を集めてきれ いにし、川や海に返すのが下 水道の役割です。 ところが、常北町は下水道 の整備が行なわれていないの で、汚れた水の大部分は、そ のまま水田や川に流れ込んで います。 また、汚れた水を宅地内で浸 透式により処理をしている人 は、宅地のまわりにカやハエ が発生したり、いやな臭いが 起こる原因を作っています。 地下水の汚染も考えられ、私 ●●●みんなで たちの暮らしにさまざまな悪 影響を与、え、快適で衛生的な さまた 生活を妨げています。 そっこう 道路側構に雑排水を流して も、部分的に解消きれただけ まち で、街全体がきれいにはなり ません。 このような問題を解決する ためには、早急に下水道を整 備する必要があります。 メrヽ「 ◎下水道事業の あらまし 骨北町の汚水は、約二五キ かんきょ ロメートル管渠の中を流れ、 勝田市の水戸射爆場跡地に建 設された那珂久慈浄化センタ ーで処理され、太平洋に放流 されることが、平成3年3月 に都市計画決定されました。 この決定に基づき、常北町 は、平成三年度から下水道事 業に着手し、平成八年度には 一部地区で、下水道(生活雉 排水やし尿をそのまま汚水管 を通して、直接排水できる。) が、使用できるように進めて いきます。なお、下水道全体 計画の概要は、表のとおりで す。 まち ◎明るい都市づくり をめざして かんきょLよ 下水道の場合は、管渠、処 n′hし上ごっ 理場、ポンプ場がすべて完成 して、はじめてその効果が現 れるので、事業に着手してか ら、長い期間と多額の費用を 必要とします。 このため、全体計 画三七四ヘクタール のうち、用途地域内 一四七ヘクタールを 都市計画決定しまし た。そのなかで、第 一期工事として実施 する区域を五〇ヘク タール程度に縮少し ふせつ 下水管伏設を開始し ます。また、随時周 囲の状況(区画整理 の進捗)等を検討し ながら、区域の拡大 常北町公共下水道計画の概要 を図っていきます。 日常生活において、私たち は、道路とともに下水道の重 要性を強く認識しています。 しかし、乱開発による住宅 地の散在、狭い道路への下水 管の伏設等、下水道整備には 難問が多くあります。地区全 体として、衛生的で快適な生 活環境をつくる下水道整備に は、どうしても区画整理を実 施しなければ整備できない地 域があります。「住んでみた い/住んでよかった/住んで 一芸ち いてよかった′こ明るい都市 づくりを目指して、下水道事 業は、今年度からスタートし ます。 全 体 計 画 計画目標年次 平成17年 計画区域面積 3 7 4 ha 排 除 方 式 分 流 式 行政 人 口 15,500人(平成17年) 計画処理人口 10,200人(平成17年)

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