広報じょうほく No.345 1991(平成3)年 2月
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㊥下水道の普及状況 下水道は、居住環境の改善、 浸水を防ぐための基幹的施設と して私たちの暮らしに欠くこと のできをいものであるとともに、 私たちの生活に潤いをもたらす 、、 川湖海といった水環境の水 質保全のために重要を施設であ ります。 私たちは、貴重を資源である 湖沼や河川の水を守り、豊かで 快適な暮らしを営むために、下 水道の整備を着実に進めていか なければなりません。 下水道普及率は、全国平均四 二%に対し、茨城県平均二二 八%と、全国平均を大きく下ま わっています。しかし、県内で は八十八市町村のうち半数以上 の四十八市町村で(別表Ⅰ参照) 下水道事業を実施し、より快適 をまちづくりを目ぎしています。 ▼一義宅・・軸媚楯×… シリーズ⑪………………………… 下水道 まち みんなですすめる都市づく牲 清い水未来にのこす下水道 ㊨流域下水道のしくみ 河川や湖沼、海域等の公共用 水域の水質環境基準の達成、並 びに、それら流域の生活環境の 改善を図るため、二以上の市町 人口ランク別下水道実施状況 (平成2年川) ′し 村の区域にわたり下水道を整備 することが効率的かつ経済的な 場合があります。流域下水道は このようを区域のうち特に水質 保全が必要である重要水域を対 象として実施している根幹的な 下水道施設であります。施設は 幹線管渠、ポンプ場、終末処理 場より構成されて、その設置は 原則として県が行います。市町 村は、計画区域内の下水を排除 するために、流域幹線管渠に接 続する枝線管渠を設置管理しま す。淀城下水道は、県と関係市 町村が一体的かつ先行的に整備 盈行う必要があり、互いに充分 に整備の進捗を調整することに より、効果を生ずるものであり ます。 ㊨流域下水道の特長 公共下水道が市町村ごとに個 別の処理場をもつ場合等と比べ 流域下水道で実施する場合の利 点は次のとおりです。 ㊦ 自然的条件、社会的条件、 水利用の状況等、水域の諸条 件を勘案したうえ、行政区域 にとらわれず、流域内の下水 道整備として行うことにより、 水質保全を効率的に図ること ができます。 ④ 処理施設を集約することで 建設費の逓減を図ることがで き、また、人件費、運転経費 等の維持管理費の節減を図る ことができます。 ㊥ 下水処理に必要を用地面積 を全体として節約することが できます。 ㊤ 流域下水道のように広域的 な処理区域をもつ処理場では、 流入する下水の量及び質が平 準化され、処理が容易にをり 安定した処理水質を得ること 〆l心11 ができます。 @那珂久慈流域下水道参入につ いて 当町の下水道整備計画は、那 珂久慈涜城下水道参入が、最も 有利という判断のうえ、現在、 幹線管渠、中継ポンプ場等のル ート協議を終え、都市計画(下 水道)の決定へと作業をすすめ ています。詳細については本紙 三月号でお知らせします。 広報じょうほく
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