広報じょうほく No.344 1991(平成3)年 1月
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わたしたちは二十歳にをると、 選挙権が与えられます。これは、 政治参加の権利を得ると同時に、 社会の一員として責任をもたさ れることでもあります。政治参 加の方法は、ほかにもいくつか ありますが、選挙はわたしたち 国民が政治に参加し、主権者と してその意思を政治に反映させ ることのできる、最大かつ基本 的な機会であり、その意思は、 国民が選挙でどのようを人を選 ぶかによって示されます。 わたしたち国民が 国の政治のあり方を決める 現在の日本の制度では、代議 制により国民の代表者によって 政治が進められるので、どのよ うな代表者が選ばれるかで、政 治は良くも悪くもをります。 良い代表者が選ばれるかどう かは、わたしたち国民の意識に よって決まります。これは、わ たしたち国民が、国の政治のあ り方を最終的に決める力(主権) をもっているということです。 常日ごろから政治に関心をもち、 ★だ鍾Å老翁習とう…………………… 主権者としての意思を政治にt 主権者としての自覚をもって選 挙に積極的に参加し、代表者と してふさわしい人を選ばをけれ ばなりません。また、選んだあと も、政治にわたしたちの意見が 十分に反映され、期待どおりに 行われているかどうかを、絶え ず監視し続けることが必要です。 二十代の著者の 投票率低下が目立つ 国民の政治参加は、投票参加 ともいえます。したがって、投 票率が高いか低いかは、国民の 政治参加のバロメーターの役割 を果たしています。 民主政治は、国民の積極的な 政治参加によって機能し、また 支えられ、つくられていくもの です。したがって、積極的を投 票参加が得られるかどうかが、 民主政治発展のカギををすもの といえます。 わが国の選挙における投票率 の推移をみてみますと、納税額 をどにより選挙権が制限されて いた時代には、投票率は極めて 高かったのですが、皮肉にも、 男女平等の普通選挙が実現をみ た戦後には、投票率が低下して います。特に二十代の若者、将 来日本を背負っていくペき若者 の投票率が、極めて低いことは 残念です。現在の男女平等の普 通選挙の実現に至るまでには、 先覚者たちの選挙権拡張に向け て、苦闘の歴史があったことを 忘れてはいけません。 自分自身が携わってこそ 民主政治を実現できる 政治はわたしたちの生活のあ り方や、救済のあり方を決める ものですが、棄権は、それがい ろいろ考え抜いた末での一つの 意思表示であったとしても、結 局のところ、こうした生活や政 治のあり方に、自粧委任を投じ たことになります。それでは、 人は嘗、自分をとりまく美し い環境と快適な生活環境とを求 めています。自分達が住みをれ てきた街の風景も、今日では、 以前の姿にくらペ、かをりその 趣きを変えてきています。とく に、街中の河川などの水質が汚 濁し、あるいは、そのきぎしが ある時、これを防ぎ、美しい環 境をとりもどすための有効を施 策として、何が考えられるでし ょうか。 そうです。下水道をつくらな けれぼなりません。下水道は、 私たちの家庭や工場をどから出 た汚れた水を、すみやかに涜す ことにより、快適で衛生的を生 活ができるようになりますし、 また、トイレを水洗式にすると バキュームカーの往来がなくを り、いやな臭いもなくなります。 このように、下水道の役割は、 今後の私たちの生活の中で、ま すます大きくなっていきます。 こうしたなかで、下水道に対 シリーズーー⑳ = 下水道 -- まち みんなですすめる都市づくり 清い水未来にのこす下水道 ( する認識の高揚、下水道の普及 促進等をめぎし「平成二年度茨 城県下水道促進週間」が、昨年 9月に実施されました。常北町 においても、この下水道週間の一 環として、子供達から見た「下水 道」に関するさまぎまなことが らについて、自由に発想・表現 した作文とポスターを募集し「茨 城県下水道促進週間コンクール」 広報じょうほく

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