広報じょうほく No.338 1990(平成2)年 9月
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私は、青年海外協力隊貞とし て、西アフリカにあるガーナで、 昭和六十三年七月から平成二年 七月せでの二年間、理科の教師 として活動してまいりました。 発展途上国といっても都市部 では何でも整っていますが、私 の住んでいた町”ドンコクロム″ のような田舎ではそうはいきま せん。電気・水道をしというの が普通の状態です。 青年海外協力隊 大貴さん大任を果たして帰国、 昭和四十年から政府の事業として、毎年、国際協力事業団が 行ってきた青年海外協力隊派遣事業は、人類普遍の理想を実現 するための事業として推進され、大きを成果をあげてまいりま した。 石塚大堀にお住まいの大貫邦保さんの長男・和則さんは、昭 和六十三年七月九日、成田を発ってアフリカのガーナに向かい 現地の「国立ドンコクロム農菜セカンダリー・スクール」で理科 の教師として教確をとられ、二年間の活動を終えて日本とガーナ 両国の友好親善という大任を果たしてこのほど帰国されました。 それでは、大貫さんの帰朝のあいさつをご紹介します。 明る<元気なガーナの子 石塚 大 貫 和 則 産業といえば農業くらいで、 多くの人々はイモ、トウモロコ シ、ヤシをどを栽培して生活を しています。 私は、その町唯一の中等学校、 日本の中学校と高校に相当する 学校で、理科や数学の指導をし てまいりました。 生徒の年齢には幅があり、だ いたい十二歳から二十四歳です。 性格はとにかく明るく、サッカ /′■l\ 研究活動の 町では、昭和六十二年三月・ 豊かで住みよいむらづくりを推 進するため豊かをむらづくり基 本構想を策定し、兼業化・高齢 化がすすむ農業において、生き がいと意欲をもって農業社会づ くりの中心とをる人材の育成を 目的に、中堅農家研究活動事業 を取り入れました。 同年十月に町内の中核的農業 経営者を集めて、常北町中堅農 家研究会として発足し、三年間 の事業活動を実施してまいりま した。・ 今号では、その指導的役割を ーとおしゃペりが大好きを人た ちです。暑い気候のもとでは暗 くをってはいられをいのでしょ ゝつ〇 一日は水汲みで始まります。 何人かでおしゃべりをしをがら 井戸まで行き、バケツを頭の上 に乗せて帰ってきます。これは 子供の仕事で、一日に三〜四回 は水汲みに行きますし、何か悪 いことをしたときの罰としても 生徒たちは、それ以上の水汲み をやらされます。 常北町中堅農家研究会は会貞 数十四名で、主に町の特産物で ある「長いも」の生産性の向上 を研究課題として活動をしてま いりました。 その中で ・会員個人ごとに研究圃場を設 し 果たされた同会の会長さんから たのでご紹介します。 研究成果の一部がよせられまし 長いもの収量アップに成果 調理には薪を使い、スープを コトコト煮をがら、ガーナの代 表的な料理で日本のクズモチに 似た”フーフー〞をついて、右 手でちぎって食べます。 日が暮れるとランタンに火を 灯し、勉強?をしてから就寝、 一日が終わります。 ※写真は、ガーナドンコクロム 町の国立ドンコクロム農業セ カンダリー・スクールでの物 理の授業風景 一部を公表 町中堅農家研究会長 森 島 忠 明 け、掘取り、収量調査による 成育状況、病虫害発生状況の 検討 ・優良品種の導入。 ・県内外の生産地、試験場の視 察を通し、栽培技術、農業経 営技術を習得する。 広報じょうほく
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