広報じょうほく No.336 1990(平成2)年 7月
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わたしたちが生活していくう えで、必ず出るゴミ ー この ゴミが、ここ数年急激に増え、 ごみ処理場はパンク状態となっ ています。 今号では、ゴミを減らすには どうしたらよいか。ごみの現状 とそのダイエット〃‥について考 えてみましょう。 考えよう〃ゴミダイエ @ゴミはどれだけ増えているか 昭和六十三年度に、日本全体 で出されたゴミの量は、一日に 約十三万二千トン。一年間で、 およそ四八二八万トン(常北町 四〇〇〇トン)にものぼってい ます。これは、東京ドームの約 一三〇杯に相当します。これを、 一人当たりに換算しますと、一 携tJi軋〆▲・ 日約一キログラム。年間で三八 一キログラムを超えるゴミを捨 てていることにをります。 ゴミの量はここ数年、毎年四 パーセントづつ増えており、昭 和六十三年度は、前年度に比べ 一八l一万トン、東京ドームで約 四・九杯分も増えました。 ㊨ゴミはなぜ増えるのか 東京ドーム一三〇杯分、一人 一目約一キログラムーーー1をぜ ゴミがこんなに増えるようにな ったのでしょうか。大きく分け て四つの原因があるといえます。 ①使いすて文化によるゴミの排 出iの増加 まだまだ使える物を分別回収 することにより、資源として再 生できる物が、単にゴミとして 処分されています。 ②オフィス・オートメーション (OA)化によるゴミ排出量 の増加 事務所などのOA化で、大量 に出されるコンピューター用紙 やコピー用紙の回収・再生利用 が十分に進まず、ゴミとして処 分されています。 ③核家族化によるゴミの増加 家庭から出されるゴミの中に は、家族の人数の多少にかかわ らず、その量があまり変わらな いものもあります。一人当たり のゴミの排出量の増加は、核家 族家庭が増えたことにも一因が あります。 ④使いすて容器のはんらん 生活様式の変化により、使い すてプラスチック容器などが増 えています。たとえば東京都で は、一世帯当たり二週間に出る プラスチック 容器をどは、 この四年間で 三十五個から 五十四個と、 二十個近く増 えているとい うデータがあ ります。 ㊥ゴミ処理に はどのくら いの旨用が かかるのか 現在、日本 では十二万人 を超える人が、 ゴミ処理の仕 事をしていま す。こうした ゴミ処理の年 間費用は、約 一兆一〇〇〇 億円(常北町 ト単にゴミ収集というがた いへんな作業である 八三〇〇万円)に達しています。 このままだと、将来いったいど うをるでしょうか。 まず、ゴミが増え続けると、 処理能力が飽和状態にをります。 現に、ゴミの量は昭和五十八年 度に比べて、昭和六十二年度は、 三八一万トンも増えています。 これは、束北六県の一年間の総 広報じょうほ<

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