広報じょうほく No.336 1990(平成2)年 7月
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ふれあい 俳句教室 =宝幡院を観る= のり 法の梅老木にして実のたわわ 須江 君子 財 産 運 預貯金の利子や株式の配当・ 売却益をど財産の運用による所 得は、その年中の他の所得と総 合して所得税を計算して納税す るのが原則です。 蝕しかし、これらの所得の中に は非課税とをるもの、支払いの ときに源泉徴収されて課税関係 の終了するもの(源泉分離課税) 確定申告を要しをいものをどが あり、また、その課税の方法も さまぎまです。 (利子を受け取ったとき) 預貯金の利子については、非 課税制度の適用を受けるものを 除いて、原則として一律二〇% 畿¢墓 ほう∴;与 方丈にせせるものをき梅雨の蝶 猪野はるい こうえん ゼ殻 寂として香煙をびく梅雨浄土 永山 綾乃 ガく 舞ひ上がり額の花より白き蝶 安藤美恵子 むちうめ 落梅の足の踏場のをきほどに 木村 千代 用 と 税 t (内五%は地方税)の税率で源 泉分誰課税されます。 ▼預貯金の非課税制度 ①お年よりのマル優、特別マ ル優、郵便貯金等各三〇〇 万円 ②サラリーマンの財形住宅貯 蓄・財形年金貯蓄(計五〇 〇万円) ③納税準備頭金、こども銀行 の預貯金 (配当を受け取ったとき) 株式などの配当については、 二〇%の源泉徴収をされ、確定 申告により他の所得と合算する 総合課税が原則ですが、同一法 く汁 走り梅雨供華一つをき水子仏 小堀 林三 はふ∵もM 墓守の如く寄り添へ母子草 永山 とみ ほ烏 朴の花どこにでも咲き村豊か 森島 保子 法ね 梅雨の蝶浄土に重き過たたむ 小山 静香 人から一回に支払いを受ける金 額が五〇万円(期間一年未満は 二五万円)未満の場合は「源泉 分離課税の選択申告書」を振出 して、三五%の源泉分離課税を 選択することができます。 ただし、発行済株式総数の五 %以上を有する株主が受け取る ものは、この選択はできません。 (株式等を譲渡したとき) 個人が行う株式の譲渡等によ る所得は、原則として、確定申 告の際に他の所得と分離して税 額を計算する「申告分離課税方 式」で課税されます。 ただし、譲渡した株式が上場 株式の場合には、その譲渡益(原 則として売却代金の五%)に対 して二〇%の税率で源泉分離課 税を選択することができます。 こ一フ 梅雨の香けぶらし寺はひそとあ り 丹下やゑ子 すいかづら浄土に甘き香を放つ 井坂 光夫 にぎ 寺静か早乙女の釆て賑はへり 飯村のぼる 麦秋や貧しき村を琴フ煙り 荒井 頒雨 言葉の屈歴書 雷 暑い夏の日、一天にわかにか きくもって「稲妻」がひらめき、 「雷」がとどろくことがありま す。発達した積乱雲によって、 急に電光・雷鳴とともに強い雨 が降る「夕立」は、多く夏の夕 方近くに起こることから付いた 名称。「立つ」は「風立つ」 「虹 が立つ」などのように、それま で見えなかったものが急に出現 する現象をさします。 「雷」は、雲と雲の間に生じる 放電現象で、ゴロゴロという雷 鳴を伴いますが、古来、虎の皮 のふんどしをした雷神が太鼓を かみなり 鳴らす「神鳴」と考えられてき 稲 妻 なる ました。歌舞伎十八番の題名「鳴 かふ 神」も同義語です。 また「雷」は、「いかずち」 ともよみます。これは、いかめ しい霊(ち)の意。古代人は雷 神を、強い威力をもつ存在とし て恐れていたことがわかります。 放電現象の際に発する電光を 「稲妻」と呼ぶのは、稲が雷と 交わることで穂をはらむと考え た古代の信仰に基づくもの。「つ ま」は、男女ともに結婚相手を さす言糞でした。「稲妻」の諸 には、農耕民族としての永い歴 史が刻まれているわけです。 にbだつみ 密書梅一つ沈めたる 宇野英一 け↓かい 結界の石より梅雨の蝶上がる 桐原 桂花 ふa 破れたる蕗の広葉の傾ける 河亦 昌利 麦秋といふ貧しさの一忌日 小野草薬子 広報じょうほ<

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