広報じょうほく No.330 1990(平成2)年 1月
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菜を洗ふ一人といふはかがやけ り 今瀬 剛一 間かずして知ったかぶりの鳥瓜 加藤 鉦好 電話でもうつされそうを風邪の 片見 博 声 あし すい与○う 枯葦の影水中に屈折す 中村 草介 片隅の裸婦像寒しシャガール展 原 勝男 つこめ 堤防の底に義く冬の潮 鈴木きよし 宝憧院を観る ざ■て、 木枯や僧の読経の途切れがち 小堀 林三 」∵∵・草㍉ 俳句敬重 めし 笹鳴きや飯の煮あがる匂ひして いそべきよ 数へ日のいよいよ詰り夕蓮田 ヽ 高橋 芦江 凍てし夜に背伸びして巻く古時 計 桧山 よて 山肌をくっきり見せて山眠る 阿久津あい子 さぎんか 風吹かぬ日も山茶花の散りてを り 瀬谷 博子 にせ 浮くまでの兼に呼吸を深くせり 小田木 梅 ストーブにころころ芋の焼けて をり 袴塚 末子 雪山も猪苗代湖も沫眠り 飯村 愛子 折らしき土にまみれて牛芳引く 長須きみの ラ L℡フめいぎく わた 物憂さに秋明菊の繋とべり 飯嶋 とみ 濃き冬日さし込みをりし僧の墓 永山 とみ 銀杏散りつくし浄土の天広し 須江 君子 羞ば 院の庭一面銀杏黄菓探し 猪瀬はるい 銀杏黄葉院の片庭埋めつくす 森島 保子 銀杏黄葉掃きゐし僧の今はをし 永山 綾乃 /r.\ 屋根上の柿赤々と葬の列 浅野 菊枝 煩悩の椅子きしませて冬に入る 羽石 次枝 上 ぎひ ふ も′う 巡回の夜寒婦長は足早に 吉元つる代 ぁこ かじ 俸かむ手はらはら吾子のなぐり 竹内 幸子 書き わたむし 無人踏切ふはと綿虫通しけり 鯉渕寿美恵 (城北句会選) のり 小春日の回廊に寝て法の猫 木村 千代 わか 紅葉山二つに嶺ち神の沌 安藤美恵子 そび ほう.】よう 方丈を囲みて聾ゆ大冬木 丹下八重子 いわくら くんかい 天界に近き磐座紅葉晴 飯村 昭子 さぎ 鷺降りて冬田に白を点じたる 飯村のぼる ≡≡≡≡≡l≡≡≡≡≡ニ≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡一≡〓≡二≡≡≡二≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡l≡≡≡一 猟の窓 消費税の申告はお早目に 個人事業者で、昭和62年中の 課税売上高が三〇〇〇万円を超 える方、または、昭和62年中の 課税売上高が三〇〇〇万円以下 の事業者で、「消費税課税事業 者選択届出書」を提出した方は、 平成二年一月一日から四月二日 までに、平成元年分の「消費税 確定申告書」を作成して、所帝 の税務署に提出するとともに、 その消費税額を納付する必要が 寒風に押さるる如く帰路にあり 河亦 昌利 かぶ 銀杏黄葉被りて墓のうち並ぶ 船山 常男 ほうこりき 法力の恵みかあぎみ返り咲く 宇野 英一 冬支度すべて整ひある浄土 桐原 桂花 菊白し退任しらす墓参り 荒井 頒雨 じゃ圭 こかげ 冬木影僧の墓まで伸びて邪魔 小野草菓子 (指導・ホトトギス同人 小野草葉子) ′l\ あります。 (説明会をどを開催します) 今年は、消費税が導入されて 初めての申告でもあり、分かり にくい点もあるかと思いますの で、税務署では、商工会をどの 協力も得をがら、消費税につい ての説明会を開催したり、個別 のご相談にも応じています。お 気軽にご利用ください。 一今月の善意の花 広報じょうほく
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