広報じょうほく No.328 1989(平成元)年 12月
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穂繋見てゐて青空に酔ひしかを 今瀬 剛一 しdうりん 漠然として秋霧を見て居りぬ 加藤 鉦好 かつぜん つはぶきの範然と田を呼びにけ り 片見 博 いわし雲破船半分砂の中 鈴木きよし やな 呼び込みし水が噛みつく下り築 中村 草介 ふれあい 俳句教室 (俳誌草笛観菊俳句大会) =平成元年11月19日= しろたい 白妙の神の菊もて師を祝ふ 者柳 貞子 (県知事害 とよたれ持 夜刈りの灯豊の垂穂を照らし出 中本すい女 す 木の実降るばかり城跡人もをし 森島▼ 保子 き 鱒りかたゎく 秋高しクレーンで吊る梁型枠 原 勝男 熊出ると善かれし山も紅葉せ㌔ 高橋 声江 おもとの美深まる色に影まとふ 飯島 とみ 野分後のましろき薔薇の咲き満 てり 小田木 橋 まだ鳥の見つけぬ色のカンサの 飯村 愛子 実 風船のよく売れて居り菊祭 いそペきよ 遠くほど色澄み渡り山紅葉 阿久津あい子 海越えて来し椎の実を蒔きにけ り 長須きみの とlフ 橙のぼる菊の香すべて神のもの (県議長革 安藤美恵子 菊師逝く菊の開花を案じっつ (県教育長賞) 小堀 林三 はだ 禅林に椅の百本積み重ね 須江 君子 主ば ゆ 人疎ら城跡枯れを急ぐのみ 永山 とみ かいこ 城跡の懐古の情や菊日和 永山 綾乃 じでこう 寂光を浴び城跡の錆び菊は 猪野はるい ちくじ上う 萄舞台落城の世にさかのぼる 飯村 昭子 秋嶺に白さを増して四度の瀧 お 桧山 よて ゆっくりと朽ち観音に秋目さす 浅野 菊枝 かしゆかしゆと子は歯を磨く霜 の夜 袴塚 末子 コスモスと放置自転車風の駅 瀬谷 博子 くき‥一らー” 草承少女の据をよろこペり 羽石 次枝 父の忌のその日の如く雪降れり 吉元つる代 書子の手のかじかみが顔叩くな り 竹内 幸子 ざくろ 風の中落ちし石棺になりすます 鯉渕寿美恵 (城北句会選〉 そば 皆同じ菊を供へて六地蔵 木村 千代 水盤の祝ひの菊は白づくめ 河亦 昌刺 かく さそ 錆ひ初めて菊の痺れを隠しゐず 斉藤 いし ひたち 菊の友心に常陸蕗を急ぐ 石川 睦女 生涯を常にささげて菊師老ゆ 沼尾 琴乃 暫フらく くじぎかい 蔵落の国境釆て秘ぎの座に 斉藤 栄子 さつお㊨ 銃を捨て犬をも捨てて猟男老ゆ (町議長賓) 柿沼みね子 へモくり 「へそくりをしてやっと支払い をすませた」をどといいますが、 少しずつこっそりためた金「へ そくり」の語源については、説 がいくつかあります。 「麻酔り」と書くのは、腹に巻 いた銭入れの胴巻きから、必要 を時に繕り出して使うからとす る説によるものですが、「へそ」 は機織りに用いる麻糸のこと、 へそ つまり「綜麻」とする説のはう が有力です。 へたてい・£ 「掠るLは経糸を伸ばし整えて ≡≡≡≡≡≡〓≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡一一≡≡≡≡一≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡≡l≡≡≡≡≡≡■ 素早い川蕃】が事件を解決 -月10日は川番の日- あなたのかけた一一〇番は県内のどこからでも、警察本部の通信部分 室につをがります。 ㊥〓○蕃は次のことをぁたずねします。落ちついてお答えください。 ★何がありましたか……………(用件を最初に) ★いつですか……………………(時間) ★どこですか……………………(場所) ★どんな状況ですか…‥‥………(事件の様子、犯人の特徴など) ★あをたのお名前や電話番号 ㊥各種相談・通報用電話 官営の履歴書 困りごと悩みごと(21-9999) 覚せい剤関係 (21-7979) 少年の悩みごと (31-0900) 織り機にかける意味の動詞、「麻」 fくら二とば なつ そ ひ は枕詞「夏麻引く」のように、 古語では麻をさしました。「へ そくりLは主婦が内職に綜麻を 繰って、少しずつためた金とい うわけです。 「へそくり八年株一年」という ことわぎは「桃棄三年柿八年」 をもじったもので、八年もかけ てためたへそくりを、株に手を 出したため、わずか一年ですっ てしまうこと。逆に、株で一年 間にもうけた金額は、八年分の へそくりに相当するという意味 にも使われたようです。 いずれにしても、へそくりは 大した嶺にはならないようです。 モ 暴力団関係(24-2140) 極左関係 (32IOllO) 悪質商法 (27-7379) -茨城県警察本部- 広報じょうほく
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