広報じょうほく No.327 1989(平成元)年 11月
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先月号では、下水道について、 その必要性、役割、どうしたら 実現できるか、すをわち、地区 全体として衛生的で快適な生活 環境をつくる下水道を整備する には、どうしても都市計画の中 で「区画整理事業」と表裏一体 とをって進めることの必要性に ついてご説明しました。 今月は、下水道の仕組みにつ いてご紹介します。 ㊨水の循環 川や潮からくみ上げられた水 は、私たちの生活や工場の中で 使われ、再び川や海に凍れ込み ます。海の水は蒸発して裏をつ くり、要は雨を降らせます。雨 水は、川や湖に流れ込み、そこ からまた水がくみ上げられます。 これが水の循環です。 下水道は、この水の循環の中 で汚れた水をきれいにしてから 川や海にもどす、大切を役割を もっています。 しかし、当町の市街地は生活 雑排水を宅地内浸透に頼ってい たり、道路側溝にたれ流しをし シリーズ6………………………㌔‥㌔・ ☆ みんなですすめる都市づくり ているので、周辺環境は悪化す るばかりです。また、飲料水を 井戸水に頼っている家庭では、 地下水の汚染も心配されます。 こうした意味で、下水道の役割 は今後の私たちの生活の中で、 ますます大きくをっていきます。 ㊨下水がきれいになるまで ◇下水道の仕組み 私たちが家庭で使ったあとの 汚れた水(汚水)や雨水は、ど のようにしてきれいを水とをっ て川や海に戻されていくのでし ょうか。その仕組みについてご 紹介します。 ☆欧米議団との格差は 二〇〇時間〜四〇〇時何 日本の労働者は、残業も含め て年間に一人平均どれくらい働 いていると思いますか。昭和63 年を見てみると、二、二一時間 という数字が出ています。 それでは、欧米諸国の一人平 均の年間総実労働時間はどうな っているでしょうか。昭和62年 の数字で見てみると、アメリカ が一九四九時間、イギリスは一 九四七時間、西ドイツ一六四二 時間です。 同じ先進国といっても、日本 と欧米諸国では現在も労働時間 に、約二〇〇時間から四〇〇時 〓月は「ゆとり創造月間」 働く時間を減らし 生活にゆとりと潤いを 経済大国の地位を確立し、賃金面でも欧呆主要国並みの水準 にをった日本ですが、生活の豊かさやゆとりの面では、まだま だ大きを開きがあるようです。日夜、時間に、そして仕事に追 われ、余暇時間を削って生活しているのが、大方の実情ではを いでしょうか。 十一月は「ゆとり創造月間」です。欧米諸国の労働時間と比 較しながら、趣味や生きがいを生み出す”生活のゆとり”につ いて考えてみましょう。 間程度の開きがあるのです。 ☆望まれる ”余暇ライフ〞の充実 こうした労働時間の差を改善 していくために、国では昭和60 年の「内需拡大に関する対策」 を手始めに、労働時間短縮へ大 きく踏み出しました。 労働時間の短締は、現在大き く分けて次の三つによって進め られています。 ①完全週休二日制の実現 ②年次有給休暇の完全取得・連 続休暇の定着 ③所定外労働時間の削減 働く時間を短くして、暮らし にゆとりを………これは、今後

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