広報じょうほく No.325 1989(平成元)年 9月
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農地を農地以外のものに転用 するとき、県知事の転用の許可 が必要です。このことはご承知 のことと思います。 農地を住宅や車庫、植林して 山林にすることは、証が考えて も転用に当たることは、おわか りと思います。 農業者がよく利用するビニー ル・ハウス。このビニール・ハ ウスについては、転用許可が必 建設業を営む方々、及び建設 現場で働く皆さん、国がつくっ た「建設業退職金共済制度」を ご存知ですか。 この制度は、昭和三十九年に 中小企業退職金共済法によりつ くられた制度です。 この制度の特色は、一般の退 職金のように、労働者が事業所 をやめたときに支払われる退職 農地の転用 紛らわしいビニールハウス 建築業関係の皆さんへ 要をものと必要でをいものとに 分けられます。 胡瓜、トマトの促成栽培等、 土を直接利用した形式の場合は 転用の許可は不用です。しかし、 ハウスの中に棚をおき、鉢もの を栽培する。あるいは、椎茸の 原木を入れて養成する。このよ うを場合は転用に当たり、許可 が必要になります。 農業者が使用するビニール・ 金でをく、建設業という一つの 業種の中で働く限り、事業所に 雇用された期間全部を通算して 退職金を支払うという、いわば 建設業界ぐるみの退職金制度で す。 退職金は、国の制度ですから、 確実、安全であり、極めて有利 を利回りで計算されています。 現在、全国で一二万の事業主 一七〇万人の労働者がこの制度 に加入し、退職金の積立てが行 われ、すでに四七万人の労働者 が退職金を受け取り、その額は 一〇九一億円を超えています。 この制度について、詳しいこ とは、次にお問い合わせくださ ヽ ○ ..∨ ▼建退共茨城県支部 310水戸市大町三-一-二二 茨城県建設センター内 電21-五一二六1九 ハウスだから、転用の必要はな い - と思いこまをいでくださ ヽ」 0 し また、耕作者がその耕作のた めの農地の保全、利用の増進の ため、または、その農地を(二 アール未満)耕作者自身のため の農作物の育成、養畜の事業の ための農業用施設として利用す る場合は、届出だけで転用許可 を必要とはしません。 農地の転用について知りたい ことは、農業委員、農業委員会 へおたずねください。 電八八-三二一、内線五五 です。 東京で中学二年生の男子が両 親と祖母を刺殺した事件は記憶 に新しいところです。二少年をこ の異常を行動にかりたてた原因 を考えるとき、さまぎまな要因 が言われているわけですが、そ の根源にあるものは、親子関係 のまずさであると思われます。 報道によればこの少年は、母 親が病弱であったために、幼い 時に母のぬくもりが与えられず、 大きくをっては、一人っ子の少 年の学業成績が家族の最大の関 心事であって、ただ少年の成績 向上に焦点をあてて励まし続け、 時にはこづかいを取り上げる罰 もあったとのことです。 長いこと、甘えたい気持ちは 満たされず、叱陀激励の言動に よるストレスの高まりの中で、 自分を受けとめてくれをい冷た い親への口惜しい思いばかりが つのり、極端に不安定を状態に をったのでしょう。 このように考えますと、子供 の心に多少のいらだちが起きて も、それを抑えて自分や他人を れんさい二しんなときどうする② 情緒の安定をはかる 許せるということは非常に大事 なことです。 ☆ ☆ ☆ 子供が精神的に安定した毎日 を送るためには、 まず第一に家族の十分を愛情 が必要です。人間は、他の人が 認めてくれるからがんばれるの です。 第二には、ほめたりしかった りしをがら、我慢する、耐える ということをしつけて行くこと です。 第三には、子供自身が心と身 体を打ちこめるものや、良い友 人を持っていることが大切にな ってきます。 ☆ ☆ ☆ わが子には「このようを子に 育ってほしい」という願いを持 って、子供が何を学び、何に怒 り、何を悲しみ、どのようをこ とでをらがんばれるのか、見守 りながら「親はいつも味方をの だ」という安心感を持って行動 させたいものです。 (茨城県警察本部少年課) 広報じょうほ<

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