広報じょうほく No.321 1989(平成元)年 5月
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高年者自らが、スポーツを通 して健康の保持と生きがいを高 め、高齢者の福祉増進をはかる とともに、総合老人保健センタ ー「ひぬま荘」主催、水戸地方 広域市町村圏単位クラブ親善ク ロッケー大会予戦会を兼ねた春 季クロッケー大会が、去る四月 十八日と十九日の両日、町総合 運動公園広場で開催されました。 当日は、新緑にもえる絶好の スポーツ日和となり、松崎町長、 所議長、石川県議を来賓に迎え て、参加した六十一チームは好 ゲームを展開しました。 大会の結果は次のとおりです が、第六位までの十チームが、 ひぬま荘クロッケー大会への出 場権を獲得しました。 ㊨大会の成績 優 勝 上入野仲郷明友会 準優勝 上泉楽寿会A 第三位 上泉楽寿会B 第四位 勝見沢長寿会D 第五位 下青山百寿会 第六位 上青山万寿会 ①スポーツ 春季クロッケー大会開催さる ㊥四月一日発令 轍察器小林 勝諏訪棉 (お詫び・四月号掲載もれにつ き追加します。) 〃 第六位 上入野前後側高齢者ク ク 上泉楽寿会C 小坂松寿会 ク 上古内高齢者クラブ 人 事 異 動 ▲盛況を博した大会風景 の無かった 昔の田植え風景をみると農村に とって大きをイベントであった ようを気がする。 田植えの時期には農繁休業と 称して学校も数日間休みとをり 子僕達も猫の手以上に重宝がら れ農事に携った。田植えの作業 は子供には子供をりの老人には 老人をりの仕事がうまい具合に 分担されていた。自分の家の田 植えが終ると、隣家へ手伝いの お返しに行く日が続き、集落内 の田植えが終るまで、老いも若 きも、牛も馬も、まさしく一家 総出の田植え仕事が続くのであ る。肉体的には大変な過重労働 であるが、この労働を通して親 と子、家族のきずを、隣家や集 落内の協調をどムラの機能が大 きく発揮される交流の場でもあ ったわけである。 現在の田植えは機械化により あっという間に済んでしまう代 田植え作業もほぼ終わり、夕 暮れに稲田をわたる涼風にほっ とするこの ごろである。 田植え機械 ※寸描 田植え今昔 わりに、田んぼからあのぎわめ きのある活気と、交流の揚が消 汗水たらし て農作業をしていても、子供は テレビにかじりついているかジ ュク通いである。親の方もしか えうせてし まった。 親が日中 たがをいと思っている人が多い ようだ。だから農家の子供でも 田植えの経験のない子はいっば いいる。 都市的を現象と思っていた親 子の断絶、青少年の非行、老人、 健康問題が農村においても深刻 化している。古きよき時代がを つかしい。 (K・T) ▲今ではめずらしくなっている手植え風景 下青山にて 広報じょうほ<
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