広報じょうほく No.318 1989(平成元)年 2月
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かげ 戻り来て寒釣り竿をたたみ去る 安藤美恵子 ひ二と 七草と一と言つげて仏壇に 小堀 林三 初雀こぼるる薮のありをしに 永山 綾乃 思ひよりあふれしものに芹田水 つ 今瀬 剛一 味噌指いて晩の句会の味噌具さ 加藤 鉦好 ゆる もやいあふ 初潮に弛めば濡れて舶綱 鈴木きよし 遠山に裏一つおき凧の糸 原 勝男 ふれあい 俳句教室 ひくりや 福寿草一と鉢上げて置く厨 ゆ 森島 保子 いば 沼凍り一っ羽のあひる鳴く夕べ 西野 信 わかたにうるし 濃き冬日頒ちて鮪の漆畑 永嶋トミ女 そぅれつ 人逝きて早葬列の松の内 宇野 長次 かん 移りゆく斬らしき世の寒の雨 木村 千代 ぜんりんいて 禅林の凍にしみ込む鐘の音 永嶋 彩嘩 水仙の棄折れて影も折れて居り 鯉渕寿美恵 がんぐ 次の間の玩具の色のあたたかし. いそべきよ 正座して成人式の孫と居り 阿久津あい子 子に手警鶉も昭和寒く過ぐ 飯村 愛子 ゆるむ身を日が包みをり女正月 瀬谷 博子 】ぞことし 箸使ふ癖それぞれに去年今年 袴塚 末子 都より帰れば広し枯すすき 飯嶋 とみ り▲うあ人 かぎは々 諒闇の街に風花舞い止まず 桐原 桂花 むなだか 胸高に成人式の帯結ぶ 永山 とみ あ人こう 海鳴りの近し鮫鯨鍋熟し 須江 君子 いまダムに着きたる鴨の落ちづかず 森島やゑ子 ぼL ぎ⊥うて人 暁天を離れしよりの枯野星 小野草菓子 指導・ホトトギス同人 俳蔓早笛主宰小野草葉子 梅咲いて母の電話の声はづみ 小田木 梅 ベーゴマにしぶとく生きる枝の出て 高橋 芦江 みの虫のつきたる梅を活けてをり 桧山 よて 大橋が出来木枯の道変る 長須きみの 体重の少し増えたる初湯かな 吉元つる代 湯たんぽを入れむき出しの顔で居る 竹内 幸子 (城北句会選) 善意のともしぴ ㊥一〇〇、000円 石 塚 田上 光夫様 ㊨一〇〇、000円 上入野 高田 英世様 この度の叙勲を記念し、町 報恩文庫基金へ寄付されました。 ㊥一〇〇、000円 城北測量設計(株)様 社会福祉のためにと預託され ました。 ㊥五二、六〇〇円 常陽銀行石塚支店 支店長 大石 力様 チャリティーバザIの売上金 を預託されたものです。 ㊥自転車 一台 小坂 河亦 博様 善意銀行に預託されました。 ㊥三〇、000円 下古内 幸田 誠様 火災見舞金の一部を預託され ました。 ㊥一六、七八三円 下古内 幸田開発様 社会福祉のために預託されま した。 ㊥一五〇、000円 春園 加藤 三郎様 亡母とよさんの香典の一部を 社会福祉のために預託されまし た。 広報じょうほく
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