広報じょうほく No.316 1988(昭和63)年 12月
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柚子すべて落し終へたる夜が匂 ふ 今瀬 剛一 えき 餌あさる大白鳥の長き首 荒井 頒雨 吾れこそは一番高し扉とんぼ 加藤 鉦好 丸かむ 接岸の船首北向き冬茜 鈴木きよし 冬すみれ鍬にとどきし夕日差し 原 勝男 やや二あくび ぽっかりと嬰児の欠伸赤とんぼ 瀬谷 博子 向う岸にまだ陽がありて浮寝鳥 飯村 愛子 、-〜∴ もつれては解くすべもをし葛紅 敷 阿久津あい子 相並びたり金賞の菊と師と 丹下はつ江 結ばれて菊の日和に旅発てり 木村 千代 ☆選者吟 菊師逝き菊にて柩埋め尽くす 白足袋を汚して去りぬ時雨雲 浅野 菊枝 満腹の児はころころと小春の日 いそべきよ 廿ま 玄関の狭さに慣れて菊の鉢 桧山 よて つをぐ手があり柿色の日曜日 竹内 幸子 一つ星大きく見えて鮭を焼く 飯嶋 とみ 放し鶴いたる駅にも刈田風 長須きみの 畑じまいしてより熱きコーヒー 袴壕 末子 飲む 「〉ぼう 牛芳堀る士黒々と光りけり 小田木 梅 娘から孫へかはる電話冬の月 高橋 芦江 朝寒のふかぶかとさす体温計 吉元つる代 金貴の萄のうしろの菊も白 鯉渕寿実恵 (城北句会選) ′一l\ 枯れ急ぐ菊にはいつも濃ゆき翳 菊かをし影をきまでに乱れ伏し 小野草葉子 改善推進員二〇〇名が集い、講師に三村てる子先生をお 招きして「栄養と運動・休養について」というテーマで、 講義や実技をまじえて研修したものです。 食生活改善 合同研修会開催 去る十月二十七日、町トレー ニングセンターで、水戸保健所 管内食生活改善推進協議会合同 研修会が開かれました。これは、 水戸市、茨城町、内原町、桂村、 常北町の管内五市町村の食生活 ▲熱心に研究協議する参加者のみなさん 去る十日二十九日、町と町社会福祉協 議会の共催による、七十歳以上の一人暮 らしのお年寄りをご招待しての保養地施 設めぐりが行われました。 当日は七十歳以上のお年より二十六名 が参加、婦人会ボランティアや町関係者 四十余名の心あたたまる応援を得て、岩 瀬城において芝居を観劇したりカラオケ に興じたり、深まりゆく秋の一日を満喫 しました。 岩瀬城で秋を満喫 広報じょうほく

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