広報じょうほく No.316 1988(昭和63)年 12月
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「完全参加と平等」とは、障 害をもっている人が社会の一員 として経済や文化などのすべて の面で、日常生活や社会生活を できるかぎり、みをさんと同じ ように営むことができるようを 社会にしていくことをいいます。 国連では昭和五十六年を「国 際障害者年」とし、加盟国の障 害者が社会で自立できる基盤づ くりを指導しました。また、翌 年には「障害者に関する世界行 動計画」を採択し、その後の十 はすっかり打ち解けて……… やはり、習うより慣れろです。 「国連障害者の 十年」の歩み ′■■ヽ ふれ合う前の、はれものにでも 触るような気持ちが、いつの間 にか消えて、自然体で接してい る自分に気づく。これですよ。 皆さん方もぜひ、障害をもつ人 とのふれ合いを実践してみてく ださい。 ㊥一年に一〇〇団の辻説法 障害者の多くは、残された機 能をフルに発揮して、今日をひ たむきに生きようと努力してい ます。そういう人に出会うと心 年間を「国連障害者の十年」と して世界の国々でさまぎまを障 害者対策を実施してきました。 わが国でも世界行動計画を踏 まえ、昭和五十七年に「障害者 対策に関する長期計画」をつく り、活動指針をまとめました。 そして昨年の 「国連障害者の 十年」 の中間年に当たり、今後 五年間の「後期重点施策」とし て新たを対応策を定めました。 主な内容は次のとおりです。 ▼生活環境の改善 ▼高齢化への対応 ▼技術進歩の活用 ▼施策の提携の確保 ▼調査研究の充実 ▼国際協力の推進 を洗われる思いがします。人生 の師といいますが、お手本とし て、教わることが多いのです。 こうした気持ちを、できるだ け大勢の健常者の方々に伝えた くて、一年に一〇〇回前後、全 国を辻説法して歩いていますか ら、もう三十万人くらいの方に お会いしているでしょうか。 これからも続けます。(談) ◎柳沢慎一氏の略歴 昭和七年東京生まれ。青山学 院英文科卒業。学生時代から障 害者の施設を訪ねたり戦災孤児 を訪問するをど、福祉晴動に取 り組む。その資金稼ぎにと歌い 始めたジャズの道で、二十八年、 プロの歌手としてデビュー、芸 能界へ。ジャズブームの立役者 とをる一方、舞台に映画にと大 活躍。五十六年十二月九日・障 害者の日に、氏の「三十年間の 隠れた福祉活動」に対し、内閣 総理大臣賞が贈られた。現在「福 祉への国民の意識参加」を説き、 「障害者の雇用促進」を訴えて、 全国を辻説法して歩く多忙を毎 日を送っている。 卜伝達をうける代表者 (中央) 茨城県では、毎年、豊かを地 域づくりのため.に、地道を努力 を重ねてきた団体等に対し、茨 城県バラ賞ほう賞を実施してい ます。 去る十二月二日には県民文化 センターにおいて今年度のバラ 貴ほう賓式が行われ、常北町か らは「赤沢江の環境を守る会、 代表・那珂西一区区長寺門 邁 赤沢江の環境を守る会にバラ賞 さん・会員四八七名」が、バラ 貰ほう賞の栄誉に輝きました。 この会は、大字那珂西・上泉 地区の全住民で組織され、町が 行う環境美化クリーン作戦には 率先して参加し、史跡である赤 沢江(延長一五キロメートルに 及ぶ農業用水路あと)の空き缶、 空きビンをどの回収事業、並び にコミュニティー助成事業とし て植栽した桜の肥培管理を定期 的に実施するをど、地域をあげ て環境美化につとめています。 今後とも、組織をあげての諸 活動に尚一層の飛躍を遂げられ ますよう祈念するものです。 h■■・・H‥} 最遠∵∴殉㌫ ー■、- .、、.ナ- 野 ∴・・ .赤沢江全吏置- 広報じょうほく

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