広報じょうほく No.313 1988(昭和63)年 9月
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北海道特別研修「フェリーによる親子三世代ふれあいの旅」に同行でき大変有意義だった。目的地を開拓のメッカ北海道に選んだこと、その足をフェリーに求め親子三世代を対象にして、いま最も求められる「ふれあい」を追求したことがよかっ急ピッチで高まったふれあい上入野園部金吾た。フェリIによるこの旅を飛行機や新幹線でなくて四時間の船旅にしたことはふれあいの場と時間を一層多くした。夜の十二時大洗港から大きな荷物とデッカイ望みを背負ってタラップを踏んだ一行は2等船室の人になった。朝までグッスリとは▲う-ん。いい企画だ。今日の一日を思い起こし冥想にふける園部さん。(左から2人目)いかなかったようだごエンジン室の真上の船室だったので、エンジンの音が安眠をさまたげたようだ。朝食はステージ付きの大食堂で一緒にとった。研修の時間もあり保健婦さんの「むし歯」の話し、行政に対する要望や質問も出た。何しろ四時間の船内生活なのでゴロ寝や本読みばかりはしていられない。親と子、おじいさんと孫とのふれあいは勿論のこと隣のおじさんとも仲良くなり交流は急ピッチに高まった。親子三世代親子のカップルは3組、祖父母と孫は5組だ。小学校時代に北海道へ、親や祖父母と旅ができるなんて最高のしあわせだとつくづく思う。私たちの夏休みにはおふくろの実家へ一泊の泊りに行くのがせいぜいだ。それに比べるとなんと平和で満ち足りた現在の生活だろ』『ノOふれあいの旅ホテルの入口には「フェリーによる親子三世代ふれあいの旅ご一行様」と大害してあった。吾々一行にはこのユニークな旅の名前が鼻が高く、誇れるものだった。他のご一行様も、どんな団体か興味の眼ざしで興味深げに見つめていた審一:ふれあどのピークは定山渓温泉の夕食だ。タップリの湯量の単純硫黄泉にゆっくりつかったあとの夕食は格別で、しかも北海道の味覚が並べられていた。冷たいビールで乾杯、やがて唄が踊りが、さては二連隊の歌までとび出し宴は最高潮に達した。特別研修lこの旅に区長が四名参加したことは特筆できる。町が企画したこのたびの旅を、じっくり見究めることができたし、旅の中ではたびたび最前線行政の担当者としての話題が出たし、行政への提言もあった。深夜まで熱っぽく語り合っていた。助役、議長、教民委員長、係長、保健婦さんと、スタッフは全部顔を揃えてくれて、一行にとって大満足だった。老人福祉事業としての今回のこの企画は評価できるし、ふれあいは十分に高まり、子どもの健全育成に役立って有意義だった。ただ残念なことは、参加者が意外にも少なかったことである。盛況を博した親子三世代ふれあいの旅、今後とも継続すべき行事で、一段と歓奨に力を入れ、一人でも多くの人がこの旅を楽しまれることを希望したい。卦夜を徹して話しがはずんだ船室でのひととき戦レアイヌの踊りの披露'9一一一一一・一一一…一一…---------…一一一一一一一一一一一一一一一…一一広報じようほぐ弓-595-

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