広報じょうほく No.311 1988(昭和63)年 7月
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ったのではないかと思えます。 これからが活用する時代でしょ う。また、首都圏にも一時間ち ょっとにあり、都市近郊の農業 の道をさぐりあてる第三の山を 見つけていくことができると思 います。住宅地としては民間に 任せるのではなく、町がリーダ ーシップを取り計画をしてい〈 ことが、活性化につながると思う。 商業面については、カラー舗装 だけでなく新しいアイデアを出 し、観光面でも、もっとPRを された方が良いのではないか。 何がなんでも常北町ということ でアピール (訴え)した方が良 いと思います。 綿引 子供達に自慢できる常北町を 商工会の将来はどうなるのか と申しますとまず、都市近郊型 の農業をすれば経営が豊かにな ると同時に、ふところ具合が良 くなるし、商店街にも活気がつ く、このようにサイクル的な物 の流れを作ることであり、都市 計画による波及効果と人の流れ をつくる事が重要であると考え ます。将来の姿と言えば、子供 達、孫達に自慢できる常北町を 実現させることだと思います。 岡崎 三つのスタイル 常北町の農業は、首都圏型と 東北型の中間地帯である。今後 は南を向いて積極的に農業振興 をしていきたいと思うし、計画 的に集約農業の振興をしていき たいと思います。県の施策で農 業生産の循環システムを取り入 れ行動を起こしながら地域の振 興につないでいきたいと思って おります。①土地集約型農家② 主婦専業型農家③日曜、休日型 農家の三つのスタ{ルが、近い 将来の常北町の姿になってくる と思うし、そういう方向の実現 に向かって努力していきたいと 考えています。 増田 広域的位置付けから見ての常 北町のポテンシャルのアップに ついて佐藤さんいかがですか。 佐藤 発想の転換と テクノポリス都市 今までの工場は人を集め、公 害が出るというイメージですが、 最近は中身が変わってきていま す。これからは、線の中の研究 開発型の工業団地を考えて見た らどうかと思う。例えば十万原 への誘致はどうか、もう一つは、 アメリカの大学の誘致はどうか。 ( 今までの発想と変った所で考え てみてはどうかと思います。夢 をもう一ついえば、飯富にイン ターチェンジを造る事も良いと 思います。最近の工場のイメー ジは、テクノポリス的な都市二尚 度技術集積都市) の中の工業へ と変わってきています。人口を増 やすことが商業の活性化の基礎 となるし、働く場所をつくるこ とが経済力を強め複合的なもの を考えていったら良いのではな いかと思う。 ※以下会場内からの質問を紹介 します。 Q、佐藤先生にご教示厭います 石塚周辺の農業収入がより豊 かにならないと、町へ生活物資 を買いに来る足も純るだろうと 思いますが、常北町の今の農業 をどの様に方向づけすれば活性 化が出来るとお考えですか。 A、佐藤教授 農業として考えていくのか、 農家として考えていくのかの区 別が必要である。農業としてや っていくのでは、集約型農業し かないと思う。農家としてやっ ていく観点から見た場合、つま り家計をどうして維持していく かである。農業、農家の区別を 選択する事で基本的に、方向が 私どもの中妻区には、先人の 残された赤沢江があります。上 泉から都珂西東部を南北に流れ る水路あとで、最近までは雑木 雑草が生い茂げるまま、さらに はゴミ捨て場となって産業廃棄 物からビニール顆まで山のよう に捨てられていました。さいわ いに昨年春に町当局の理解と住 民の協力によって、赤沢江にボ タン桜三〇〇本が植栽され、そ の延長は一五〇〇メートルにも 達しています。 変わってくるし、その中で十分 工夫をしなければならないと考 えます。 。。 が一番適しているか、可能性は あるか、県として何か施設を計 画されているかどうかお伺いし ます。 A、本多課長 アメリカの大学立地は建設省 にいる時に、五〇大学の申し込 みがあった。この様な可能性は あると思う。さらに、住宅の可 こちら中妻区 環境美化に努力中 区長、氷山 貞正 ′-も 私たち区民はこの桜植栽を契 機として、赤沢江の復元と先人 の偉業を後世に残していかなけ ればならない義務と責任を感じ 区民の手で桜を育て、赤沢江を 魚の住める清潔な環境にもどし、 約一〇〇ヘクタールの水田や畑 のあるこの地域を農作業の休憩 の場とし、朝な夕なの往き帰り には、疲れをほぐし健康で農作 業が嘗めるような環境づくりを スタートさせました。 事業に入って日も涜く、昨年 能性が高いと思う。しかし、質 の高いものでなければならない。 これらは佐藤教授が言われた研 究施設とセットで考えていった 方か望ましい。県の計画はとの 質問ですが、皆さんから何か提 案して頂きたいと思います。 可能性のあるポテンシャルが 豊富であるので、自分達の尺度 で自分達が造り上げるところに 大きな意義があり、行政と住民 が一体となることが、すばらし いまちづくりが出来るものと考 えます。 広報じょうほく

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