広報じょうほく No.311 1988(昭和63)年 7月
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家族づれや職場、サークル仲 間とのレクリエーシうンの場、 やすらぎの場として人気の高い 藤井川ダムを、もっと親しみや すい名称にしようということで、 ダム湖の愛称を募集していまし たが、去る六月九日に応募を締 め切り、このほどその審査会が 開催されて厳正な審査の結果、 ダム湖の愛称が決定しました。 今回の応募者数は三十三名で 近隣市町村は勿論、遠く大子町 や下館市からの応募もあり、合 計五十二点の愛称が寄せられま した。 採用と決定されましたダム湖 の愛称〝うなぎ地蔵湖″ は常北 町上青山にお住まいの豊島正典 さんの作品で、名刺清音寺にま つわる鰻地蔵の伝説にちなんで 命名したそうです。 ”うをぎ地蔵湖〞;…すばらしい 愛称が誕生しました。これから も、みなさんの、そしてわたし ダムの愛称は 「うな冒頂扇湖 」 52点の中から厳正に審査 ( たちの”うをぎ地蔵潮〝として親 しんでください。 ◎鰻地蔵の伝説のあらまし むかし清音寺に、たいへんま じめな小僧がいて、どこからか 赤飯を持ってきては、毎日ご本 尊にお供えしていた。ある日、 りゆうたんぶち 当時の殿様の佐竹公が龍渾渕に 釣りに行ったときに、大きな鰻 いま常北町では、未来への都 市づくりを目指した都市計画の 具体化がスタートし、各種の施 カラー舗装でイメージ一新 策を講じっつ作業がすすめられ ています。 その一環とした施策に町の活 けらい が釣れた。家来が料理しようと したら、腹から赤飯が出てきた。 ちょうどそのころ、寺の小僧の 姿が昌えなくなった。そこで、 この小僧は、鰻の化身ではなか ったかといわれるようになり、 その供養のために換地歳を建て たと伝えられている。 ▲面目一新した駅前通り 性化があげられますが、なかで も市街地環境の整備や低下傾向 にある商業活動へのテコ入れな どは、急を要する問題としてと りあげられています。 そこで町では、商店街のイメ ー ジアップが先決と考、え、町道 のカラー舗装にふみきり、その 手はじめとして、大字石塚の横 町通りをカラー舗装し、このほ ど完成をみました。これは県内 初の事業です。 横町通りは、国道一二三号と 県道石岡常北線を結ぶ延長九十 四メートル、幅員五・六メート ルの町道ですが、この区間に改 良工事を加えてカラー舗装した ものです。道路の両側をエンジ の六角形タイルで模様組みし、 草道部分を渋い緑色で統一した 明るい色彩とし、道路イメージ を一新しました。 横町商店会では、去る六月中 旬に町内あげてカラー儀装の完 成を記念して祝賀会を催し、喜 びを分かち合いました。 町では、年内に駅前通り三百 六十三メートルのカラー舗装も このほど完成させており、町内 商店街の活性化に大きな期待が よせられています。
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