広報じょうほく No.310 1988(昭和63)年 6月
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日本の水道の年間給水量は約百五十一億立方メートルで、その水源の約七割が、河川水とダムなどの貯留水でまかなわれています。これらの水源の水が安全でおいしい水道の水となるには、まず導水路と呼ばれる道を日本の水需要は、経済の発展や生活水準の向上に伴って、近こうしておいしい水になる#1氷j極;議切窪遊11莞直'篭#ろ通り《着水井と昨うところにいったんためられます。ここは浄水場の玄関にあたるところです。この浄水場は、きれいで衛生的な水をつくるところで、最初に沈澱池という池でゴミや砂を落とし、さらに、ろ過池という年著しく増大してきました金明治二十三年に、わが国最初の近代的一な水道か給水を始めて以来、一世紀の歳月が流れましたが、この間に水道は急速に普及し、昭和三十四年にわずかに四八・七%であった普及率が、今日では九三・六%と、めざましい発展をとげました。水は生命の猟です。いまや水道は、わたしたちの健康で文化的な日常生活を支えるかけがえのない施設です。六月一日から、三十回目の「水道週間」が行われまれたが、蛇口をひねると、いつでもきれいな水がジャーッと出るという水道の利便性に慣れすぎている今、ぜひ、水の大切さを見直し、水についての理解を深めたいものです。池に入り、きれいに敷きつめられた砂の間を通って、十分に汚れを落とします。そして最後の仕上げとして、塩素が加えられ、いろいろな細菌を殺して、衛生的な水に生まれ変わり、地面の下に網の目のように埋設されている配水管を通り、わたしたちの家庭に届くのです。昭和共十三年春の叙勲において、打塚田町の島正一さん(七十K歳一に勲七等青色桐葉章を、そして、那珂西吹上の寺門精存さん(六十六歳)に勲七等瑞宝章が、それぞれ授与されました。島さんは、昭和十八年六月から、昭和四十六年三月までの二「i詐両氏春の叙勲に輝吋I」套!‐I111‐llllll‐‐l‐‐‐l:卜七年余の永きにわたり、葉たばこ生産業務の指導技術員として、専売事業の発展及び良質たばこの生産と安定産地育成のため献身的に努力されたことが認められ、今回の受章となったものです。また寺門さんは、故寺門秀雄ざんの長男として生を受けましたが、石塚尋常高等小学校高等科を卒業すると同時に地元を離れ、南満州鉄道に奉職され、兵役の後、戦後は昭和二十一年十月から昭和五十八年四月までの永年にわたり、東京拘置所看守として、困難な矯正業務の第一線にあって、献身的に収容者の処遇指導に精励された功績が認められ、受章の栄誉に趣いたものです。このたびのご両名の叙勲に対し衷心よりお祝いを申しあげます。▲叙勲に輝くよろこびの島さん(右)と寺門さん(左)61広報じよ-うほ<一…-.……・------542-

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