広報じょうほく No.309 1988(昭和63)年 5月
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ひはたん 緋牡丹を見すぎて白牡丹にごり 今瀬 剛一 風寒し花に間のある関所あと 荒井 頒雨 飛び跳ねて下前えてをり日曜日 加藤 鉦好 うれ 春愁ひ消しゴム白さもてあまし 片貝 博 いわL 鰯揚くマストの上の拡声器 ま 鈴木きよし 国税モニターは国税局長から 委嘱をうけて、国税庁や国税局 からのアンケートに回答した町、 渡辺さん国税モニターに 国税に対する納税者の意見等の 伝達、税務署主催のモニター会 議への出席、納税思想の向上に 関する諸施策への協力、モニタ ーが関係している機関等を通じ て税の現状等の周知をはかるな ど、税務署と納税者のパイプ役 として活躍していただく方です。 今年度常北町からは、前石塚 小学校長の渡辺石典さんが国税 局長から委嘱をうけ、活動を開 始しました。 二ぶし 川音に辛夷大樹の走り咲き 原 勝男 とうかむら 思ひきり深呼吸して桃花村 小田木 梅 良く晴れて蛇と私の初対面 袴塚 米子 Lだれぎくら この奥に寺あり枝垂桜咲き 桧山 よて 村中の風を集めて猷嘩 飯村 愛子 おもL 陣取りの重石が目立つ花むしろ 高橋 芦江 ■1●1一小 湯の宿の廻らぬ水車菖蒲の芽 飯嶋 とみ 片栗の花びら反りに反る陽ぎし 長須きみの ーぞのらぎ いも植うる去年の野良着をまた いそべきよ も着て Lゆ′号「 春暁の点滴涙ほどに落つ 阿久津あい子 二電車見送り花の下くぐる 浅野 菊枝 たけのこゆ なっとく 納得がいって筍茹で上がる 瀬谷 博子 プれむぎ 夜の更けて熟麦の香をほしいま ま 吉元つる代 さう言えばつむじが二つ苛むく 竹内 幸子 花過ぎの明るさ海の匂ひけり 鯉渕寿美恵 (城北句会選) 家内労働旬間 5月21日”31日 ▲家内労働手帳の「交付を一受け●よう。 ▲工賃の支払いは現金で,全額を1か月以内 に受けよう。 ▲仕事による災害を防止しよう。 ▲うまい話に気をつけ,インチキ内職に注意 しよう。 茨城労働基準局賃金課 0292-24-6215 立 ち 「若い先生が教壇で立ち往生 した」というときの「立ち往生」 は、進退きわまってどうするこ ともできない困った状態をさし ます。 もともと「往生する」は死ぬ ことで、この世を去って極楽浄 土に生まれ変わる意味の仏教語 でした。 少しも苦しまず立沢に死ぬこ とを「大往生」といいますが、 「立ち往生」という言葉には戦 場で立ったまま大往生をとげた 武蔵坊弁慶のイメージがダブっ ています。 兄の源頼朝ににくまれて、奥 言葉の履歴書 県民交通災害共済へ 63年度の加入者を受け付けています ▼申込先=役場住民福祉課 琴爪ハー≡〓 家族そろって加入しましよう 往 生 ひでひら 州平泉の藤原秀衡を頼った源義 経は、秀衡の死後、文治五年 (一一八九)関四月の▼和服の戦 うるう いで秀衡の子討郵に討たれま した。主君義経を守った「弁慶 の立ち往生」は〝教組緊巷八 に記されています。 轡哺轡解などの「七つ おお喜一なたつえ 道具」を背負い、大長刀を技に よろい した弁慶の鎧に、無数の矢がさ さったさまは「影を避椒に着た る様にぞありける」と描かれま した。 「立ち往生」は、さかのぼれば マイナス・イメージの言葉では なかったわけです。 内線四ハ 広報じょうほく
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