広報じょうほく No.308 1988(昭和63)年 4月
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移り住みて十年経てりようやく卯上千代子呈堺らに樹木は太り緑深まる木々揺らす窓の外なる凧しも今安藤愛見しドラマの続きのごとくな丹わいそれぞれの生業持ちて集ひゐる島愛子税申告の人ら無口なり亡き母の髪にかざせし白梅の今Z&飯田マサ年も咲きて立春は来たりぬ七度もめぐり会いけり生まれ年関谷定代に命あるこはありがたきかな夏草の生え茂りたるボタ山に栄や典薄井ひろえし炭坑の幻を追うつ且ばか残菊を供えて手触るる夫の墓標多田志保子共同墓地に杉落葉する痛きまでに励ましうけて教へ子寺r△■』知己一』g一高橋芦江髪熱くなるまで硫けり春時雨ねぎ砿うヤ空よりもかがやく畦を塗り終へ物とりに行きて忘れて葱坊主浅野菊枝今瀬剛一飯嶋とみ野火を見て男心となってゐししあしびふgげん馬酔木咲く父の忌日の近づけり不機嫌のやうにくづれて春の潮瀬谷博子荒井碩雨飯村愛子春嵐己が持病を吹き荒らす潮風がそっとなでゆく紅椿明日があるからチューリップ半吉元つる代加藤鉦好ぴらきいそべきよ春服の衿がふるへてメッセージとかげし4人し幸う蛎賜出てたっぷりと日を浴びに春愁やことりと電源切れる音竹内幸子けり片見博長須きみのすっぽりと山濡れてゐて水温むぬる黒船の砲台跡のつくしんぽ灰皿を夫が洗へり水温む鯉劉寿美恵鈴木きよし桧山よて〈城北句会選〉大畠元宏の票の固さをしかと受け止む☆じようほく文芸みどり子のおのづからなる百面丹下栄子Iらくぴ寺ら花桐短歌会相笑うと思へば欠伸に変わるベランダの陽に膨めるふとんを片見和枝打つ音ボンボンと澄空に冴ゆわ炉ぴじめぐあくぎれし若狭路を夫と巡りゐ坪井きよ子浅野君代て計算になき旅愁をひろふ一日の商いおえし安けさに帰路くらづ移り住みて十年経てりようやく川上千代子の村道歌口諦さむに樹木は太り緑深まる木々揺らす窓の外なる雁しも今寺内孝子安藤愛見しドラマの続きのごとく七草の寄せ植えの鉢に名も知らな丹わいそれぞれの生業持ちて集ひゐる島愛子い草もまじりて春は来にけり税申告の人ら無口なり亡き母の髪にかざせし白梅の今滑川信子飯田マサ年も咲きて立春は来たりぬ門の松どっかと構へて訪う人の七度もめぐり会いけり生まれ年関谷定代目印となりで幾年経けむに命あるこはありがたきかな夏草の生え茂りたるボタ山に栄萩谷登喜子〈ご可雪薄井ひろえし炭坑の幻を追う世の光見ることもなく嬰児は小ひつロつ且ばか浅菊を其えて手独るる夫の墓漂多田志保子さき枢に花と埋もれりふな草萌えの土肌黒し鮒釣り場原勝男鍬切れの良き土の色葱植える雛納め娘の指あともしまひけり阿久津あい子小田木梅涙線のゆるむ日もあり春嵐ばやで春疾風貯木触れ合ふ音しきり袴塚末子LL一■=弔一画き、ゴー宇摘さ目・-§も輔昏唾・色,q噴出-峰乳ヰー,‐、写.‐蓉花見というのは冨桜を見ながら、飲んだり歌ったりすること、そのほかの花を見るのはフラワーウォッチング〃と言っていたヤングがいます。確かに、梅の花や桃の花を見ながら一杯、というのもありますが、花見というとやはり桜ですね。では花見のシーズンはいつでしょうか。日本列島は南北に長いので、沖縄の桜祭りは一月、北海道の花祭りは六月と半年にもわたります。ただし、沖縄はヒカンザクラ、北海道の北部はエゾヤマザクラが多いので、単純に半年かかって桜前線が北上しているとはいえません。そこで、ソメイヨシノに限って見ると桜前線の移動は三月から五月にかけてです。桜前線の平均は、高知が三月二十五日ごろ、東京が三月三十日ごろ、そして、四月から五月にかけてのゴー雲花見から咲き上がっていく桜を楽碓しむことができます。》齢桜が散ると緑の季節。四月》から六月は「春季における都》市緑化推進運動」の期間です。》に都鎚』細誰銅器僻嫡吋詐程。一鋤期間内には、自治体の公園の》無料開放などの行事がありまぷす。この機会に身近な緑を見や直しましょう。ろとなっています。ところで酒に縁のない花見はいかがですか。高速道路の桜前線です。全国四○○○キロ余りの高速道路のサービスエリアなど六十二カ所に四五○○本の桜が植えられていて「桜前線」の看板が立っています。これは、日本道路公団が創立三十周年を記念して植えたもので、ドライバーは南ルデンウィークに津軽海峡を》わたって、函館が五月五日こ》,ニョ'--くざ鑑、A''一曇'1A'?。…先-----字,峠銅榊、今些凹心;荊鑓欝類ご‘撫埠幽鬼倣入鵠鑑毒壷?己堅鏑転泳零席,準舞畠ぎぎ説,墾別旬:。趨赴.出挙&割;謡L推・-虎.4r,■P-、晶吊町,-,'、申・酉・ロや"甲.戸一曲中曽歩寺一画曲一一片■L曹曹蓋'15広報じようぼく-517-

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