広報じょうほく No.306 1988(昭和63)年 2月
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上入野駐在所の前を通過しょ うとしたとき、一人の小学生が 横断しようと、手を上げていた ので車を止めました。少年は小 走りに渡り終えるとクルリとこ ちらをふり向き、帽子を脱いで 深々とていねいに頭を下げまし た。勿論「ありがとうございま した〃‥」と、言葉を添えて ー 走り去った少年の後姿に、さ わやかな感動を覚え、久しぶり に心の洗われる思いがしました。 この少年の両親、家族、学校 そして彼をとりまく地域のいろ いろの人たちが、こんをにすば らしい少年をつくケ上げている のではあるまいかと少々うらや ましくも感じられました。 新年早々、横綱双羽黒の廃業 が報じられ、私たちに多くの問 題を投げかけました。恵まれた 交通安全祈願に係るお布施詐 取について、千葉県交通安全対 ?▲苺壷由■■の■--・・・・・・・---d あ る 少 お布施詐取にご注意 年 の 姿 石 塚 瀬谷 昌子 素質をもちながら、このような 結果に終わったことは”新人類 のもろさ〞と評される以前の問 題であり、原因をいえば彼のわ がままであり、幼稚性であった と言われています。一体、どの ようを子供時代を送り、どんを 環境の中で育って釆たのか、と ても興味深いものがあります。 そしてそれを思うとき、をぜか あの少年の笑顔が思い出され、 と同時に改めて環境の大切さを 知らされた次第です。あの少年 の謙虚さ、明かるさ、素直さ、 そして感謝の心、それらはやが て大人にをって行く上で、豊か を肥しとをり、どんをにか立派 を社会人にをることでしょう。 そんを青少年が一人でも多く 育つよう今年も一年、私たち大 人も努力してみたいと思います。 策謀から通報がありましたので お知らせします。 ′-ヾ 行政の一分野では、いつも町民各位のあたたか いボランティア活動に支えられて、各種の事業が すすめられています。 そうした中での善意をご紹介します。ここ数カ 月の間、毎週括花をいけて役場窓口に飾り、来庁 する方々の目を楽しませてくれてる方がいます。 Ⅷ 華道教授、加藤木和子さん。今日も役場を訪ずれ、¶ すばらしい花を飾ってくださいました。 「今月の花」 ご紹介 し 与;さ 二 工事がすすむ千代橋 千代橋は昭和六年に架けられたコンクリート橋 ですが、去る昭和六十一年八月五日、折りからの 大洪水により流失してしまいましたが、茨城県で は昭和六十一年から三カ年計画で千代橋の整備を すすめており、現在、送り出し工法で架設が行わ れています。完成は六十三年末の予定とをってい ます。 ▲今秋の完成をめざして工事がすすめられている千代橋 広報じょうほく
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