広報じょうほく No.303 1987(昭和62)年 12月
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去る十一月二十九日の日曜日 午前九時三十分から、大字上入 野地内「常北家族旅行村藤井川 ダムふれあいの里」において、 関係者約二百五十人が参加して 町総合防災訓練が実施されまし た。 この訓練は、災害対策基本法 展開された防火訓練 成果大の総合防災訓練 の定めるところにより、災害時 における防災活動の円滑化と協 力体制を強化し、町民への防災 意識の高揚をはかることを目的 としたものです。 訓練内容は、鹿島簸沖を震源 とする強い地震により、管理棟 事務室の石油ストーブが転倒し て炎上し、強風にあおられてバ ンガロー、山林に延焼したため、 消防団全分団が出動し、消火に あたったという想定のもとに訓 練が展開されました。 当日は北風の吹く中、藤井川 を水利として中継送水するとい う消防団の高度を送水技術を披 露し、見事を消火活動を展開し ました。 また、これにあわせて、家族 旅行村運営協力会職員による宿 泊者の避難誘導訓練、佐久山町 婦人防火クラブ及び日赤奉仕団 合同による炊き出し訓練、消火 器取扱訓練も実施され、中身の 濃い訓練となりました。 これらの訓練に対し、見学の ために出席していた来賓多数か らは高い評価の声が聞かれまし た。 好評を博した 菊花展覧会 今年の町菊花展は十一月一日 から二十四日までの会期で、石 塚薬師寺境内で盛況裡に開催さ れました。 今年も一二〇名の会員が丹精 こめて栽培した菊花二二三鉢が、 福助、競技花、だるまの部の五部門に分けられて展示さ れ、町内外から訪れた方々の目を楽しませてくれました。 夏物の部を中心に細物、 /′l\ ▲今年も秀作ぞろい 訪れる人々の目を楽しませてくれた菊花展 牛勇の収穫最盛期 野山に霜が降り、やがて山々が雪景色 に変わるころ、畑地では、牛穿・山芋の 収穫最盛期を迎えます。 農家の皆さんは、年間を通じて順次収 入が得られるよう研究を重ねをがら農作 物の種類を選定して作付けしてゆきます。 常北町は茶・牛努・山芋の産地として 有名ですが、毎年この時期にをると牛秀・ 山芋の収穫最盛期を迎え、これから来春 まで寒風をついでの厳しい農作業がつづ けられます。 ▲寒風吹きすさぶ中、収穫に精を出す生産者の皆さん
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