広報じょうほく No.301 1987(昭和62)年 10月
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上泉 大型で強い台風十二号が九州に 大雨を降らせ、瞬間風速五五メー トルという観測史上最高の強風が 吹き荒れ、日本海を北上中の八月 三十一日深夜、町の初めての企画 =繚‡≡鶴= フェリーによる特別研修 予想以上の成果を収めて終了 町では老人福祉対策事業の一環として、去る八月三十一日から九月四 日までの四泊五日の日程で、特別研修〝フェリーによる北海道の廉″を 実施しました。 高年者クラブ会員三十七名、町関係者六名の四十三名が参加、心配さ れた台風の影響もなく、全日程を無事終了することができました。 往復の船内では「町の行政について」の説明や「元気で長生きを」と題し ての保健婦の健康詩話、さらにはカラオケ大会、輪投げ大会などが催され、 大きを声援と拍手が船内にこだまして、終始をごやかな雰囲気のうちに 楽しい船旅がつづけられました。 九月二日からの二日間は、昭和新山をはじめとする名所・旧跡をめぐ る道南の旅、お年より一人一人の胸に新たを想い出のページを飾ること ができ、予想以上の成果を収めました。 町では、今後もさらに有意義な研修会を企画していきたいと考えてい ます。 最後に、今回の研修会に参加された方々のご家族のご協力に対し深く 感謝を申しあげます。 では、この特別研修に参加された方の中からお一人の方に感想文をお 寄せいただきましたのでご紹介いたします。 符別研修北海道の旅に参加しで 飯 田 二 郎 による特別研修フェリーによる北 海道の旅がはじまったのです。 夜中にもかかわらず町の要職の 皆さんが見送りに来てくださいま した。ありがとうございました。 町からは、内藤収入役さん、江 幡議会議長さん、木村教育民生副 委員長さん、大越課長さん、藤咲 保健婦さん、加倉井係長さん、石 塚観光の飛田さんたちが、私たち のお世話をしてぐださいました。 バスが大洗港に着き、待合室に 入ろうとしたら、私の長女一家四 人が迎えてくれたのには驚きまし た。話によると孫二人が同じ船で 行くとのこと、彼等はオートバイ で走りまわる旅を十日間ほど楽し んでくるということでした。 手続きが済んでいよいよ乗船、 船室に案内されて各々落ちつき、 しばらくしてレストランシアター に集合、そこで、江幡議長さん、 内藤収入役さん、木村副委員長さ んから、この特別研修の主苫等に ついての説明をふまえたごあいさ つがありました。。 船室は二等客室、大勢での雑魚 寝は船旅の一つの楽しみ、お互い の親睦がはかれ尊い体験にをりま した。一升びん、ウィスキーが並 び、バスや飛行機では味わえをい 最高の雰囲気でした。 朝食は七時三十分から。みんな 元気です。 乗船前の心配はどこえやら、船酔 いは一人もいません。 新造船「ばるを」は一六七二二ト ン、全長一八七米、トラックを一 七七台、乗用車二六台と旅客六 八〇人の輸送力をもつ大型船で内 部の諸設備も整っています。 九月一日午後は、研修会で町政 の現況の説明や健康講話に聞き入 ったあと、カラオケ大会で楽しみ ました。 室蘭港に十九時四十分着、登別 温泉へは二十一時着。昨夜からの 恵まれて、私は十年釆、敬老会に 敬老会で感じたこと 下古内 小 島 き よ 今年の敬老の日は絶好の天候に 招待されていますが( しく感じました。 疲れと寝不足ですぐに寝入ってし まいました。 九月二日は道南の雄大な景色を バスの中から楽しみをがらお互い の交繚を深めました。札幌の奥座 敷といわれる定山渓温泉はすばら しく、ホテルの浴場の規模の大き さと豪華さには驚きました。 翌九月三日は豊平峡ダム、雪印 乳業を見学、大倉山シャンツ止で 冬季オリンピックに想いをはせ、 札幌ビール園では本場ジンギスカ ン料理に舌つづみを打ちつつ大ジ ョッキで乾杯、白老ではこれまた すばらしい鮭の鉄板焼の夕食とい った具合で最高でした。 室蘭港二十四時出航。翌四日は 一日中船の旅。船中泊は持二等寝 台室で熟睡でした。 最後の日は十四暗から輪投げ大 会を行うなどして楽しみ、十八時 三十分、無事大洗港へ接岸し、大 きを成果とかずかずの想い出を残 した特別研修ほ終了したのでした。 関係各位に深く感謝しっつ、今 後もこの時別研修が継続して実施 されることを願って筆をおきます。 広報じょうほく

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