広報じょうほく No.301 1987(昭和62)年 10月
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向う岸よく見ゆる日の層を採る 今瀬 剛一 ▼だ劇ナ 秋簾透きて青々旅の空 荒井 頂雨 し人しぶ かき廻す新渋父の秘伝をり 加藤 茶坊 ー一≡雪≡一-三≡一日一-ニ≡三-≡三ニ■一室≡-一 号皆の風塵舌 二≡一一-≡一一三≡二三萱≡一≡≡三-一三≡ 三l≡ 秋 波 女性のこぴを表わす目つきのこ J一う■l とを漢語的表現で「秋波を送る」 といいます。「秋波」は、もとも と秋のきれいに澄んだ彼のことで すが、転じて女性の涼しく美しい 目つきをさすようになりました。 色っぽい流し目が波のように寄 せてくるのを感じたとき、相手の 男性は「秋波を浴びせられた」と いう印象をもったわけです。 「秋波」と同様に「秋声とい う言葉も女性と深い関係がありま す。 扇子は、暑いうちは重宝がられ けうい一ヽ 白萩の風の放縦許しをり 片見 博 捜うづ今 母の干す提げ鬼灯の低く在り 原 勝男 乍こわ にち 家壊しの人手輸って弄の花 鈴木きよし は卓二甘人血 鳳仙花心境れる目よくはぜて 桧山 よて くちとモク 朽土蔵こわされる日の空澄あり 瀬谷 博子 水澄んで喜子より強いふりをせり 袴塚 末子 …扇 るのに、涼しい風が吹くころには いらをくをります。使われなくた った秋の扇という元の意味から、 この言葉は捨てられた女のたとえ に転用されました。 「秋扇」のそうした用法は、中 一1.℡せ 国の前湊の時代に皇帝の成帝にも は上∵に▲ っとも愛された証女という美人が、 ライバルにその座を奮われたとき、 わが身を秋の扇になぞらえて嘆い た故事によるものです。 いったん「秋扇」の身の上とを っては、いくら「秋波」を送って も、もう手遅れでしょう。 無料納税相談を 行います 11月11日から17日は「税を知る週 間」です。 当会では、この週間の参加行事と して、無料納税相談を実施します。 もよりの税理士事務所へお出かけ ください。 とき11月11日(水) 関東信越税理士含水戸支部 電0292-21-8786 国保税の納税相談日 毎月1日~10日まで (土曜の午後・日曜・祝日は除く) 保険税は 納期内に納めましょう 茨城県最低賃金を改定 1 日 3,570円 1時間 447円 昭和62年10月15日から実施 詳しくは、茨城労働基準局 電0292-24-6215へ 広報じょうほ< 12

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