広報じょうほく No.299 1987(昭和62)年 8月
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那珂西薬草会唯堀兵次腫臓の機能が低下し、口がかわの場合でも、基本の食事療法を正き、だるくなり、食欲がなくなりしく行い、その上につけ加えるべだんだんやせてしまうのが糖尿病きものであって、食事療法に適切の症状です。さを欠いては糖尿病の治療に成功この病気は、入院して治療すれしないということを肝に銘ぜよとぱ治るといった一過性の疾病ではいわれています。では糖尿病に効なく、自分の体質をよく知って、く生薬をご紹介します。それに合った生活を一生涯続ける○生薬名という心構えが必要といわれてい▼カキドオシ(連銭草)ます。血糖降下作用に効果大。一九六糖尿病治療は食事療法、運動療八年、富山大学薬学部で糖尿病治法、薬物療法がありますが、基本療生薬の研究がなされ、その中では食事療法にあります。薬物療法「カキドオシの成分について」と抄群生するカキオドシさらされますが、このカキドォシ★藁軍よもやま鱈糖尿病にはカキドオシいうテーマで次のように述べられています。「民間薬のカキドオシ、タラの木樹皮、根皮、フジバカマ(蘭草)を花盛りに採取して使用する。この三つの温水エキスを作って糖尿動物に与えて試験すると、いずれも有効性を認めた。そのうちカキドオシのエキスは血糖降下作用が特異的で、他の二つより著しく強いことを確認する」糖尿病の治療は大なり小なり副作用を伴うもので、うっかりその量を誤ると、とんでもない危険に気温が高い夏は一食中毒一、持に細菌によって起こる食中毒が多発する季節です。そこで県では、毎年七月二一日から八月二○日までを「食中毒予防月間」と定めています。この時期には、食品の調理などに携わる営業者の方は、勿論、一般家庭でも次の食中毒予防の三原則、すなわち「清潔」「迅速」「温度管理」を守って、食中毒を予防しましょう。まず「清潔」ですが、食中毒を起こさないためには、食中毒の原因となる細菌を食品に付着させないことが肝心です。調理室、調理器具などの清掃、洗浄、消毒を徹底し、手洗いを励行し、清潔保持につとめましょう。次に「迅速」ですが、たとえ食品に細菌が付着しても、それが増にはその心配はないと発表されています。▼採取時期と調整法・カキドオシ(連銭草)は、四・五月の花盛りに全草を刈り取り陰干しにする。この時期が最もよく、八月ごろ採取するには虫の産卵等に注意して刈り取る。薬効は多少低下します。。カキドオシのみで煎用の場合は一日量として一五9を水四○○食中毒に注意しましょうえないうちに食べれば食中毒は起きません。生の食品材料は、できるだけ早く調理し、食品は、常温に長時間放置せず、調理後はなるべく早く食べましょう。最後に「温度管理」ですが、ほとんどの細菌は一○度C以下の低温では増えませんし、加熱すれば死んでしまいますので、食品を冷却保存し、加熱調理すれば食中毒は防げます。冷蔵庫内の温度は常に一○度C以下に保持し、加熱調理は、食品の中心部まで熱が通るよう充分行いましょう。細菌は、勿論目では見えませんし、食中毒を起こす食品でも、色、味、臭いなどには、何んら異状のない場合がほとんどです。食中毒予防の三原則を守って、見えない敵、食中毒を防ぎましょう。“で半量になるまで煮出して一日三回に分服する。・タラの木(樹皮・根皮)、フジバカマ(蘭草)もカキドオシ同様によく干したものを各五9を煎用しますが、カキドオシを併用するとなおよいでしょう。○この民間療法は昔から伝わる療法であり、副作用がないので安心して長く続けることが肝要です。三ヨ吾呈喜垂三百三三冨昌二言一一呈豆言葦の履歴書口一三三・異亨二巳三三言王室一■二宮言一二三屋三三庁人U凸令村上鬼城の俳句「乾瓢や水引かけてお中元」のように「中元」は夏季の贈答品を指しますが、もともとは旧暦七月十五日のこと。現在では、八月の旧盆の日に当たります。うち唯人祖先の霊を祭る孟蘭盆は仏教行典合うし事ですが、中元は元来、老子を教祖とする道教の行事だったものです。一月十五日の上元、七月十五日の中元、十月十五日の下元を「三元」と称し、この日は天の神を祭って一日中庭で火をたく風習がありました。一年を大きく三つに分け、それぞれの始めの日を上元、中元、下元と呼んだものでしょう。中国の上元は日本では小正月に当たります。また、中元は中国で仏教の孟蘭盆と結びつき、それぞれのまま日本の年中行事にもなりました。しかし、下元に相当する名称や風習は存在しません。中元は、日本では特に贈答の慣習として定善し、年末の歳暮に対して「盆歳暮」とも呼ばれてきました。いまは、その来歴を知らずに「お中元」を贈っている方が多いのではないでしょうか。中元-10:広報じようぼく-406-
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