広報じょうほく No.298 1987(昭和62)年 7月
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法は形だけの法であってはなりI特翻寄蘭Iません。昔は役人だけの考えを犯更生保護⑩難誕撫黙離県功労保護司今瀬敏一ているのです。犯罪者更生保護は関係機関だけではとうてい成し得遠く徳川時代に芽生え、あらゆがら更生保護事業にもがいていたない難事業なのです。る困難辛苦をのりこえ現在に至っ当時を思えば隔世の感にたえませさて、種々の困難をのりこえ現た更生保護事業も、思えば実に長ん。在に至った更生保護事業とはいつい旅でした。その努力が実って今それにしても、犯罪者に対するたいどのようなものかといいます日の姿を見るようになったのです一般社会人の考え方は今も昔も変と、まずその基本となるものは犯が、発足当時の役人の苦労は並大わらなく、更生保護事業に大きな罪者予防更生法、執行猶予者保護抵ではなかったことと思います。障害をもたらしていることは誠に観察法、更生緊急保護法、保護司当時の一般民衆は、犯罪者とみれ残念なことです。法、そして恩赦法の五つの法律でぱことのいかんにかかわらず否人・日本国民はすべて、犯罪者予防あるといえます。勿論、監獄法、間的な扱いをし、鬼畜のごとく忌更生法の趣旨を十分理解認識し、売春防止法、少年法、少年院法、みきらった時代でした。犯罪者に一丸となって更生保護事業を一層刑法、刑事訴訟法等もありますの保護を加えることなど考えられな強固なものにし、ひいては再犯のでこの五つの法律に限定されていいことでした。幸い一部僧呂等の防止に協力し、明るい地域づくりるわけではありません。次号から協力によって次第に理解者も増し、につとめなければならない義務がはこの五法についてふれてみます。この事業も少しづつ進展を見はじあるのです。めたことは、役人たちに大きな自信と希望を与えたことでした。I青少年相談役員の声Iさて、以上のような苦労の末に噌鼎一つ一蕊溌潅製少年のこころ十八年を経過しようとしています。この間、更生保護会をはじめ保護那珂西関野進司会・更生保護婦人会↓BBS会更に協力雇用主等の民間人の加入新聞等を見ましても非行に走るてしまう。その現れが、いじめ、も得て、更生保護組織は日本の刑若者はあとをたたないようです。暴力、覚せい剤、暴走族等に手を事政策を担う一大分野となったのちょうど、目立ったことをしてみ出してしまうというようなことにです。たい年ごろでもあり、気持ちの整なっているのではないかと思いま-部の僧呂の方々の協力を得な理ができないままに何かに当たつす。.・少年院に送られてきたときは一人でつっぱっていた者も、月日が経つにつれて反省し、やさしい心の持ち主になるそうです。それだけに大人の私たちは、もどって来た少年を温かく迎え入れて立ち直りのできる環境を与えてあげることが最大の責任のように感じます。母の日、父の日もすぎた今、少年院の中で書かれた文集の中から反省の詩を選んでみました。少年のやさしい心情がうかがわれ、根っからの悪でない少年だということがわかります。僕より体が.小さいのに頑張る父なぜかかわいそうかわいそうと思いながらたすける事ができないまままた鑑別所に入ってしまい鑑別所に面会に来てくれた父を見て近ごろやせたね父さんしわもふえたね父さんなぜかそう思えてしかたがない僕面会に来てもいつも寂しそうな父の顔僕の顔を見るだけでいいんだと言うお父さん十七歳・男子いつも涙ぐんで僕の顔を見つめている父何か一言いたそうに見つめるでも何も言わずそっと陰で僕を見つめているだけごめんね父さん本当にごめんねもう二度と心配かけないよお父さんいつまでも長生きしてねお父さん国保税の納税相談日毎月1日~10日まで(土曜の午後・日曜・祝日は除く〉保険税は納期内に納めましょう広報じようほく6;-388-
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