広報じょうほく No.295 1987(昭和62)年 4月
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新町長・施政方針を説明<"蕊悶卜業が、今回:肉用牛特別導入事業と改められ、貸付枠の拡大等がはかられました。これを契機に関係機関・団体と連携を密にして和牛の主産地づくりをすすめてまいりたいと考えております。林業の振興につきましては、木材需用がやや上向きと言われるものの、依然低迷からは脱却できず極めてむずかしいものがあります。治山の需要性は深く認識しております。県の指導をいただきながら林業振興のあり方を検討し、施策の具体化をはかってまいりたいと考えております。このほか、農業、畜産業の近代化資金等の利子補給等も引き続きすすめてまいります。@商工業の振興活力ある商店街づくりと中小企業の振興をはかることは、とりもなおさず町の活性化への道に通ずるものがあります。しかし、今、中小企業をとりまく環境は、消費者のニーズの多様化、大型量販店の地方進出、加えて円高が拍車をかけ極めて厳しい状況にあります。広域商業診断、地域商業近代化計画等の内容を検討し、施策の具体化をはかってまいりたいと考えております。また、町内業者をできるだけ利用し、業者の指導育成をはかってまいります。このほか、中小企業の金融対策、商工会育成ゞ事業、商業近代化事業も引き続きすすめてまいります。工業開発でありますが、常磐自動車道の都心直結に伴い、本町も開発の可能性が高まってきております。地域経済の活性化をはかり、若者が定住できる就業の場を確保するため、県との連携をはかり、優良企業の誘致につとめてまいりたいと考えております。@観光の振興観光につきましては、引き続き家族旅行村ふれあいの里の整備をすすめ、質的向上をはかるとともに、県内外からの観光客の一層の誘致につとめてまいります。また、入込客の町内回遊は、地域、商店街の活性化につながりますので、各種イベントの開催を検討し、施策の具体化をはかってまいりたいと考えております。@都市計画町づくりに都市計画は不可欠の要件であります。用途地域の区域、都市計画街路等について、現在県と協議中であります。計画決定の促進をはかり、都市計画を強力に推進してまいります。@町道の整備町民生活の向上と地域経済活性化のために道路の整備は最も重要であります。緊急性、地域間の均衡に配慮し、整備をすすめてまいりたいとゞ考えておりますご国・県道の整備につきましては、それぞれの機関に対し、整備促進を強く要請しているところでありますが、引き続き運動を展開してまいります。◎町営住宅の整備町営住宅につきましては、引き続き南団地の建替えをすすめてまいります。雪既存の住宅につきましても、施設の維持管理につとめ、生活環境の向上につとめてまいります。◎消防防災施設の整備消防施設につきましては、引き続き防火貯水槽、機具置場等、施設の整備をすすめてまいります。また、昨年の台風一○号災害を教訓として、防災無線の整備を行うとともに、住民避難など防災訓練のあり方を検討し、施策の具体化をはかってまいりたいと考えております。◎交通安全交通事故は、依然高い水準を示しており、現状はまことに憂慮すべき状況にあります。関係機関・団体と連携を密にして啓発活動を推進してまいります。◎豊かな福祉の向上と健康の増進健康こそ幸せの基本であります。町民あげて疾病の予防と健康の保持増進に努めていく必要があります。特に高齢化が急速に進展するなか・で成人病対策はますます重要になっておりますので、引き続き各種の検診を実施するほか、保健指導の充実をはかってまいります。次に高齢者の生きがい対策の推進でありますが、豊かな経験と知識を生かすため、積極的に社会参加をすすめていく必要があります。引き続き老人クラブ活動の推進と世代間の交流事業をすすめてまいります。さらに老人センターの整備をはかりながら、健康の保持と余暇活動を促進してまいります。また、ねたきり老人やひとり暮らしの老人に対しても、引き続き入浴サiビス、ホームヘルパーの派遣、保健婦の訪問指導、愛の定期便を実施してまいります。児童対策につきましても、引き続き季節保育所の開設や保育所の助成を行ってまいります。社会福祉の事業はその範囲が広く、行政のみでは充分な効果が期待できません。関係機関・団体と連携し、おとしよりや身体に障害のある方が住みよい町づくりのあり方を検討し、施策の具体化をはかってまいりたいと考えております。◎教育文化の向上学校教育につきましては、本県数育の目標、本町教育の目標の具現化に向けて、教育活動の充実をはかるとともに、教員の資質の向広報じようほく-345-
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