広報じょうほく No.294 1987(昭和62)年 3月
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私は、今般退任された大高秀男町長の後任として町民の皆さまからの暖かいご支援によりまして町長に就任することになりました。もとより若輩、浅学非才の身ではありますが、町民の皆さまからよせられた好意に対し、全身全霊を壷くして重責を果たす覚悟であります。私は、今回の選挙を通して町民の皆さまが、厳しく困難な現実の中で精一杯の努力をされている姿に接し、政治は常に住民に視点をすえたものでなければならないことを改めて痛感した次第であります。さて、水と緑の自然に恵まれた就任のごあいさつ創造的魅力ある施策を常北町長松崎和治常北町は、厳しい社会経済情勢の中にあって田園都市として着実な発展をつづけてまいりました。しかしながら、基幹産業である農業をはじめとして、・産業全般をとりまく諸条件は厳しい現実とともに大きくうつりかわりを見せ、その対応に苦慮するところであります。しかし、自立性のある活力あるまちづくりと産業振興をすすめるためには、一万余の町民がもつ創造的エネルギーを背景に個性的魅力のある施策を町民運動の中で展開していく必要があります。また、時代の変化に対応したまちづくりは、住民の幸福と生活の向上を追求することが行政の使命でもあります。こうしたまちづくりの骨格をなすのが、道路、交通網の整備事業です。常北町は現在、住民が快適で文化的な生活を営むために総合的な土地利用計画をすすめ、都市施設の整備を目ざしてわが郷土としての都市計画を推進していますが、計画をすすめるためには町民の協力と団結、財源の確保、国県、近隣市町村との連携、をはかるとともに、町職員の資質の向・●一●蝿一をはかることも探題としてあげられます。さらに、最近の円高不況など経済環境の変化は、中小零細企業に大きな打撃を与えており、年ごとに深刻化しています。また、都市間の大型店・専門店の競争が激化し、商業機能の郊外化現象など、目まぐるしく変化する中で、商店街の活性化をはかるとともに、円高不況をまともにうけている製造加工業種の活性化対策は、当町のエネルギー源を育成する意味でも早急にすすめていかなければならないと考えます。行政のなすべきことは山積しています。ただ形を整え基盤を整備することだけでは、豊かで活力あるまちづくりには必要な条件を満たしていると一言えません。次代を担う青少年には人間としての心を醸成し、心身に障害をもつ人たちには心あたたまる福祉政策をふまえて、幅の広い心ある施策を槙極的にすすめなけ一ればなりません。当町の永い歴史の中で多くの先輩が培ってきた文化と伝統を大切にうけ継ぎ、常北町を愛し、常北町をふるさととする一万余の町民の心意気を背景として、前大高町長の血のかよった人間味あふれる町政運営を見習いながら、二十一世紀に向けての常北のまちづくりをすすめる所存でありますので、今後ともご支援ご協力を賜わりますようお願い申しあげます。①関谷誠②五十一歳③無所属④運送業⑤一回⑥大字上入野三二○三’二①瀬谷豊彦②三十八歳③無所属④保育園副園長⑤一回⑥大字石塚一三八三’六私たちの郷土。常北町をどう発展させてゆくか、対話と協調の楕神を基調とした豊かで明るく住みよい町づくりを具現化させるための、町政を託す私たちの代表者・町議会談員十八名のうち、四名が欠員となっていましたので、去る新議会議員のご紹介畷①大竹正雄②四十九歳③無所属④板金業⑤一回⑥大字上入野二二九三①綿引二責夫②四十四歳③無所属④自動車整備販売業⑤一回⑥大字石塚二三○三’二二月二●十二日.町長選拳と同時に議会砿員四名の補欠選挙が行われ次の方々が当選されましたのでご紹介します。〈敬称略〉①氏名②年令③所属党派④職業⑤当選回数⑥住所‐,_←<誉>画広報じようぼくif-332-
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